最適な加熱方法ってなんだろう?⑭ | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2019/07/19

最適な加熱方法ってなんだろう?⑭

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こんにちは!近藤です。

梅雨空が続きますね~(これを書いているのは7/3です。)

今年の梅雨明けはいつでしょうか?
昨年は7/9頃、平年は7/21頃だそうです。(東海地方)

さて、今回も最適な加熱方法ってなんだろう?の14回目です。

前回、リード線の選定について書きました。
リード線を選ぶだけでも、実はいろいろなノウハウがつまっているんです。

今回は、リード線と同じくらい(それ以上)大切なリード線と発熱体との接続方法について書いてみますね。
*かなり秘密な部分が多いので、どこまで書けるか!?

接続方法を書く前に、発熱体の種類とリード線の種類を整理しますね。

発熱体:ニクロム線、ニクロム箔、エッチング箔
リード線:Ni(ニッケル)、TA(スズめっき銅)、NA(ニッケルめっき銅)
*リード線の被覆種類は省略しています。

接続方法はこれらの組み合わせなので、計9種類の組み合わせになります。

そして、接続方法には圧着と溶接があります。(もしくは両方)

圧着は市販品のP端子、B端子も使いますが、弊社オリジナルの端子や特殊な端子も使います。

溶接はTig溶接、スポット溶接が基本です。

接続端子及び溶接は、精密で難易度が高く、重要な加工なので、弊社の特殊工程になっていて、作業認定者のみがおこなっています。

接続方法は、使用雰囲気温度、電流値、サイズ、強度、金属の種類等、いろいろな観点から最適な方法を選びます。

接続方法を誤ると、断線やショート、発火等、様々なリスクが起こる可能性があり、とても大切な工程です。

発熱体とリード線の接続は、一見簡単そうに見えますが、実は奥が深く、選定も加工も非常に神経を使う仕事なのです。


*写真は10年ぶりに行ったナゴヤドームです!ドアラの後ろ姿もw

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