こんにちは。東京支店 小林です。
本格的に寒くなってまいりました。
寒いからこそ、自分を鼓舞するためにも身だしなみには気を使っていきたいもの・・
最近では、着る洋服によって腕時計を使い分けてちょっとしたコダワリを楽しんでおります。
しかしー。
腕時計って同時並行的に何台も使い分けていると、使っていない間も電池を使っているわけで。
同時に電池が尽きる・・(;;)
かっこいいからっていう(だけの)理由でちょっとした輸入品の時計なんかを買おうものなら、修理も難儀なもんなんですよ。
青山のカスタマーセンターに持ってって、部品があればいいけども、なければ部品取り寄せ・・
1台困ったちゃんがおりまして。
戻ってきた時計の診断書を見ると、どうも止まった理由が電池切れじゃなかったようなんですよね。
それが「磁気帯び」。
簡単にいうと時計が磁性を持ってしまって、正常に動作しない状態になってしまっているということです。
えー。磁性。。
「時計を磁気が発生するものに近づけてはいけない」、そのくらいの知識はありますよう。
でも電子レンジの周りにおいたりしてないし、日常生活で思い当たるのはICカードで改札を通る、携帯電話をいじる・・
まあでも磁気を取ってもらった(=消磁)し、しばらく使えるだろうしいいやーと思ってたら2週間で同じ現象発生(^p^)困ったー(^p^)
カスタマーセンターにこんな頻度で行くのもメンドイ/(^o^)\
自分で手軽に消磁できないんですかね??
調べてたらありましたありました。消磁。
コイルに電気を流すと磁界発生を応用したものですね。
1本の電線に電流が流れるとその電線を中心に同心円状に磁界が発生します。
磁界の強さH〔A/m〕は電線中心からの半径r〔m〕に反比例するっちゅーやつ。
磁界の向きはコイルの巻き方によりますので(右ネジの法則)、これを応用して磁気帯びを解消します。
問題は、どのくらいの強さの磁気を当てたらいいか、なんかはわからないので、精密部品である腕時計に軽い気持ちで専門外の人間がやったら、かっちょいい腕時計が一発BANもありえなくない感じ。。。
BANは避けたい(^p^)
他の方法を考えました。
熱消磁という言葉をご存じでしょうか。
物質の温度によっても磁性は変化します。
強磁性体がその温度以上では強磁性の性質が失われる温度をキュリー温度といいます。
そうか!ここは熱のコンサルタント然として、腕時計をキュリー温度まで温めてしまえばいいんだー!
ちなみにキュリー温度は金属として代表的な鉄でいうと770度です(^q^)
770度www(^q^)(^q^)(^q^)
770度に温まった腕時計!見てみたいですねェ!!!
ちなみにコイルを利用した消磁器、簡易的なものであればこのくらいの価格帯で売っています。
ではまた。