最適な加熱方法ってなんだろう?⑥ | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2018/08/08

最適な加熱方法ってなんだろう?⑥

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こんにちは!近藤です。

毎日毎日暑い日が続きますね~
もう35℃以上は当たり前になりましたね。
まだまだ暑い日が続きますが、今年の夏を感じましょう~

さて、今回も最適な加熱方法ってなんだろう?の6回目です。
みなさん、ついてきてくださいね~w

1回目はこちら↓
http://kawaidenki.blogspot.jp/2018/02/blog-post.html

2回目はこちら↓
http://kawaidenki.blogspot.jp/2018/03/blog-post_16.html

3回目はこちら↓
http://kawaidenki.blogspot.jp/2018/04/blog-post_20.html

4回目はこちら↓
http://kawaidenki.blogspot.com/2018/06/blog-post.html

5回目はこちら↓
http://kawaidenki.blogspot.com/2018/07/blog-post_4.html

今回は、前回の続きです。
金属加熱について、もう少し深掘りしていきますね!

前回は、金属の熱板を考えました。
温度と大きさを考えるだけで、いろいろなヒーターが選定できることがわかりました。

今回は、熱板のニーズが多い、均熱について考えてみます。
どうしたら熱板の均熱が実現できるか?

熱板の均熱を考えるとき、いろいろなアプローチがあります。
その一つは、金属の素材選定です。

金属の熱板には、ステンレス、鉄、アルミなど、いろいろな金属を使います、もちろん、耐熱や強度など用途によって使い分けをしますが、今回は均熱だけに絞って考えます。

ステンレス、鉄、アルミのどの熱板が均熱しやすいでしょうか?

正解は・・・?




アルミです。

なぜか?

理由は熱伝導率の違いです。
熱伝導率とは、熱の伝わりやすさの示す値で、W/mKで表します、

アルミ:236
ステンレス:16.7~20.9
鉄:84
(Wikipediaより)

なんと!アルミとステンレスでは、10倍以上の差があります。

それだけ、熱板内で熱が移動しやすく、均熱しやすいということです。

熱板の均熱には、ヒーターの選定だけでなく、金属の素材選びも大切だということがわかりますね!

ちなみに、弊社ではHSP(ヒートシミュレーションプログラム)を使って、熱板の均熱化を実現することができます。事例はこちら↓
https://www.kawaidenki.co.jp/solution/case038.html

熱で困ったらこちらまで!(また宣伝ですw)
https://www.kawaidenki.co.jp/inquiry/

まだまだ奥深い金属加熱。次回もお楽しみに!



*写真は先月行った葉山の海です。海風が気持ちよかった~!


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