最適な加熱方法ってなんだろう?⑫ | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2019/04/10

最適な加熱方法ってなんだろう?⑫

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こんにちは!近藤です。

新元号が「令和」に決まりましたね~
(このブログを書いているのは4/1です!)

もちろん僕もググりました~w
今回の「令和」は、645年の「大化」から数えて248番目の元号なんだとか。
元号を身近に感じるのは、「平成生まれ」「昭和生まれ」とかでしょうか。
次は「令和生まれ」ですね~

新元号、新年度、新しい始まりですね!

さてさて、新年度に入ってもまだまだ続く最適な加熱方法です!

これまで加熱方法には、熱伝導、対流熱伝達、輻射伝熱の3つの方法があることをお伝えしました。

今回は少し趣を変えて、そもそもヒーターはなぜ温まるのか?について、書いてみます。
弊社の新入社員になったつもりで読んでみてください。

弊社で作っているヒーターは、すべて抵抗加熱を利用しています。
抵抗加熱とは、抵抗に電流を流してジュール熱を発生させる加熱方法です。
抵抗に電流を流すと、自由電子が加速し、抵抗の原子にぶつかります。
この振動が熱に変わるのです。

弊社では発熱体に、ニクロム線を使用しています。
ニクロム線に電流を流すことによって、ジュール熱を発生させ、それをヒーターとして使っています。
ニクロムを発熱体に使っているのは、不規則な原子構造のため、効率よく熱を発生することができるためです。
発熱体が銅だと、発熱しにくくなります。

また、同じ抵抗でも、電圧、電流を変えることで、熱量を変えることができます。

ちなみに、リード線には、ニッケルを使う場合と、銅を使う場合があります。
これも抵抗加熱を逆に利用していて、大きな電流を流すときは銅線を使い、リード線が発熱してしまうのを防止しています。
ニッケルの方が耐熱温度は高いので、ヒーターのリード線にはニッケルを使うことが多いですが、電流が大きなヒーターの場合、銅線を使うことがあります。

今回は、新入社員の季節に合わせて、抵抗加熱の基礎をお伝えしました!

また次回をお楽しみ!



*写真は3月末の東京駅周辺の桜です~ ほぼ満開でした!

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