鍛造の技術 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2019/04/08

鍛造の技術

このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。林田です。

突然ですが、皆さん、鍛造(たんぞう)ってご存知ですか?

鍛造とは、金属を鍛えることで成型する加工法です。

切断された鋼材を12001300℃に熱し、
プレスやハンマーなどで加圧することで、
目的の形状に整形します。

よく包丁を作る工程などで真っ赤に熱せられた金属を
カンカン叩いているシーンがありますよね、あれです。


金属の内部組織が打撃を加えることで
均質になるため、硬度、引っ張りに強くなるそうです。

主に作られるのは、
包丁、スプーンやフォーク、
スパナやペンチなどの工具、
バルブなどの産業機械、
自動車のギヤやホイール、
航空機の胴体フレームなど様々で、
鍛造の技術が活躍しています。

先日、鍛造工程を目にする機会があったのですが、
その温度、振動、衝撃に圧倒されました。

普段、身の回りにある金属加工品、
普段目にすることが出来ない金属加工品も、
様々な工程を経て、自分たちに手元に届いていると
改めて実感しました。



このエントリーをはてなブックマークに追加