熱電対の貼り方講座 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2018/02/23

熱電対の貼り方講座

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こんにちは。

講座・・・というほどではありませんが、プレートなどに熱電対を貼って温度測定するときのコツをご紹介します。



写真はアルミプレートの表面温度を測定しています。

今回はK熱電対を耐熱テープを使って貼り付けました。


テープの場合、温度が上がると粘着力が落ちるので、しっかり貼らないと途中ではがれてしまうことがあります。

コツは、測定ポイントまでこのようにまっすぐ持っていくことです。



 

このように曲がったまま貼ると、応力により剥がれてきやすいです。


また、熱電対のプラスマイナスが接しないように注意しましょう。

 


ひし形のように間隔を空けるのが良いです。

こんな風にねじってしまうと起電力が複数箇所で発生するため、正確な温度が出ません。

テープは耐熱の高いポリイミドテープや、コシの強いアルミテープなどが適しています。

200℃くらいまでは充分測れます。

300℃くらいになるとテープではぜんぜんだめで、別の手段を取る必要があります。
色んな提案ができますのでご相談ください。
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