再生可能エネルギーを増やす!という国の後押しもあり、
住宅用太陽光発電システム市場が熱いです。
各社のカタログスペックとして、
モジュール変換効率、公称最大出力、コストなどあります。
太陽の光でどんどん発電してくれれば良いのですが、
「公称最大出力:200w」とは、
一定の光があたれば200w発電するという単純な指標ではないのです。
放射照度1000w/m2でモジュール温度25度という但し書きがあります。
この但し書きの意味として、条件より日当たり(照度)が悪ければ当然出力は低くなります。
では、日当たりが良いと出力が高くなるはずですが、ここにパラドックスが存在します。
日が当たると屋根が温まり温度が高くなります。
真夏などでは70℃くらいまで上昇するでしょうか。
発電モジュールは温度が1℃上昇すると出力が0.4%程度低下するという特性があるのです。
70℃だと25℃との温度差45℃により出力は20%以上低下する事となります。
照度が増えた分と、この出力低下の差し引きした分が正味の発電量になるんですね。
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