ちょっとでも安くしたいんですけど。【Q&A】前編 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2012/10/01

ちょっとでも安くしたいんですけど。【Q&A】前編

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ラバーヒーターは一般的に面積が小さい方が安価ですが、ある非加熱物に対して、大・小サイズ違いのヒーターで、同じ容量(W)で製作可能な場合、小さい( =安い)ヒーターでも同じ効果が出せるかどうか?
お客様目線で検証しました。



さて、本日はよくあるご質問に徹底的にお答したいと思います。

Question:寸法200×200のアルミプレートを温めたいんです。

KAWAI:計算してみると、必要な容量(W)は300Wくらいですね。

Question:おいくらですか?

KAWAI:200×200の大きさのラバーヒーターなら、「ピー」円ですね。

Question:ううーん、もうちょっと小さくしたら安くなりません?
      小さいと300W、作れないんでしょうか?

KAWAI:作ることは可能です。また安くなりますが、こんな事が心配です。
      では、熱闘ブログを見てみましょう。



※ 温度測定はヒーター中央に感温部を設けた熱電対(K型)で行いました。

※ アルミプレートの四隅には碍子を置き、絶縁しています。

※ 電気的知識のある技術者の監督の下、実験しています。 

※ 均熱は目的としていません。


シリコンラバーヒーターの価格は、その面積により左右されます。
※付属品や特殊形状の場合はこの限りではありません。
「同じ容量(W)で作れて同じように温まるなら、小さく作って安く上げたい」
そう思うのが人のサガですよね。
…というわけで作って通電してみました。同じ効果、出るでしょうか?


※ ラバーヒーターのワット密度は0.8W/C㎡程度が一般的です。 

 今回は検体2と総容量を等しくするため、実験用で製作しています。 


※ 6.1W/C㎡は許容値を超えており、フル通電すると本体が持たないので、目標温度まで段階を設けて温調しました。




通電開始からそれぞれ20分程度経過した時点で、サーモグラフィーでアルミ板の様子を見てみました。

果たして結果は、、、? 続きは次の更新で!
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