子供を想う親の歪んだ熱意 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2012/10/19

子供を想う親の歪んだ熱意

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こんにちは。テクノヒーターの丹羽です。

間取りと暖かさと

私は2児の父親ですが、考えさせられる本を読んだので紹介します。
3つの事件を、家の間取りから検証した本です。

3つの事件とは、

  1. 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件
  2. 女子高生コンクリート詰め殺人事件
  3. 新潟少女監禁事件

夫婦をゆがめる「間取り」 | 横山彰人著 | 書籍 | PHP研究所

それぞれ共通する間取りとは・・


この本によると、3事件の家は自己所有で、比較的恵まれた経済状況だったようです。
教育熱心な親であったことも共通しています。

3事件の間取りに共通している項目は、
  1. 子供部屋から玄関までの生活動線が居間につながっていない。
  2. 玄関を使わなくても、子供部屋への侵入が可能。
  3. 子供部屋が親の寝室から離れている。
  4. 居間が子供部屋から遠く、かつ利用されていない。
  5. 子供部屋の窓が何らかの形で塞がれている。

ブラックボックスと化した子供部屋の中で、子供の秘密が犯罪の萌芽に育って、やがて凶悪犯罪を引き起こしました。
子供優先で、子供の欲するままに意心地のよい空間を与えた結果です。
親は子供を想っての行いのつもりですが、犯罪の温床を与えてしまっていたのです。

子育てに対する親の責任を再認識した次第です。

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