これまでの内容はここからチェックしてみて下さいね。⇒ 前回のリンク
※ 条件①:実験環境の雰囲気温度…32.3℃(夏)
※ 条件②:ヒーター表面が雰囲気温度と同等の32℃程度になってから通電
検体1…ヒーターを貼りつけていない、むき出しの範囲からの放熱が大きく、
100℃設定に対して78.6℃が最高値となりました。アルミ板全体を温めたかったのですが、周辺には熱が伝わりきらず、
ヒーター部分のみ加熱されました。
検体2…均熱設計となっていない為、端の方は温度が低くなりましたが、
全体的にほぼ100℃になりました。
というわけで、河合電器からの答えは・・・??
Question:同じ容量(W)であれば、面積が小さいヒーターでも同じように温まりますか?
Answer:ある程度の加熱は可能ですが、放熱等の影響を受けるため、部分的にしか温められません。
また、今回の実験では、次のようなご質問にも一つの回答ができそうです。
Question:○○℃に温めたいんだけど、必要な容量(W)があれば、加熱対象全体を同じ温度に出来ますか?
Answer:上記の温度比較表をご覧頂くと、設定温度を高くするほど、温度にばらつきが生じることが分かります。全体を均一な温度にしたい場合は、ヒーターのサイズだけでなく、発熱線の配線パターンや放熱対策なども考慮しなければなりません。
価格が重視される場合でも、結果温められなければ意味がありません。
河合電器では、性能にこだわってご提案をさせて頂いています◎
ツイート |