みなさん、今年はどんなお盆を過ごされましたか?
僕は毎年恒例のうなぎを食べに行きました~!
うなぎといえば、土用の丑の日に食べる習慣がありますが、これは平賀源内の発案だと言われていますね。
さて、今回も最適な加熱方法ってなんだろう?の15回目です。
今回は、弊社の電気ヒーターの温度管理に欠かせない温度センサーをご紹介しますね。
電気ヒーターと温度センサーと温度制御器は、基本的にはセットで使います。
熱をつくるのが電気ヒーター。
熱を感知するのが温度センサー。
熱を制御するのが温度制御器。
温度センサーには、いろいろな種類があり、弊社で主に使うのは、熱電対と白金測温抵抗体です。
熱電対は、異種金属を接合し、その接合部と温度制御器側との温度差による電圧(ゼーペック効果)を測定し、温度に換算します。
熱電対には、異種金属の組み合せによりK、J、Tなどがあります。
弊社では、測定温度範囲が-200℃~+1200℃と広いKを使うことが多いです。
白金測温抵抗体はその名の通り白金(Pt)を使います。
Pt100Ωというのは、0℃のとき抵抗が100Ωであることを指します。
そして、温度変化によってその抵抗が変化し、それを読み取って温度センサーとして使います。
熱電対に比べ、精度と安定性が高いのが特徴です。
ただし、600℃程度が許容温度です。
また熱電対に比べ高価です。
熱電対も白金測温抵抗体も様々な形があり、素線、シース型、フィルム型など、測定する相手に合わせて、最適な仕様を選びます。
今回は、電気ヒーターには欠かせない温度センサーをご紹介しました。
次回もお楽しみに!

*写真は毎年恒例のうなぎです~ うなぎパワーでまだまだ暑い夏を乗り切りましょう~
温度センサーの選定でお困りの方はこちら↓
https://www.kawaidenki.co.jp/inquiry/
【バックナンバー】
1回目「熱量計算」
http://kawaidenki.blogspot.jp/2018/02/blog-post.html
2回目「直接加熱と間接加熱」
http://kawaidenki.blogspot.jp/2018/03/blog-post_16.html
3回目「直接加熱について」
http://kawaidenki.blogspot.jp/2018/04/blog-post_20.html
4回目「水の直接加熱」
http://kawaidenki.blogspot.com/2018/06/blog-post.html
5回目「金属加熱」
http://kawaidenki.blogspot.com/2018/07/blog-post_4.html
6回目「均熱について」
http://kawaidenki.blogspot.com/2018/08/blog-post.html
7回目「具体的な熱板の均熱設計の考え方」
http://kawaidenki.blogspot.com/2018/09/blog-post_26.html
8回目「ET-600とカートリッジヒーターで熱板を均熱にするための考え方」
http://kawaidenki.blogspot.com/2018/11/blog-post.html
9回目「1~8回の振り返り」
http://kawaidenki.blogspot.com/2018/12/blog-post_12.html
10回目「対流熱伝達について」
http://kawaidenki.blogspot.com/2019/02/blog-post.html
11回目「輻射伝熱について」
http://kawaidenki.blogspot.com/2019/03/blog-post.html
12回目「抵抗加熱の基礎」
http://kawaidenki.blogspot.com/2019/04/blog-post_10.html
13回目「リード線選定の考え方」
http://kawaidenki.blogspot.com/2019/06/blog-post_17.html
14回目「リード線と発熱体との接続方法」
http://kawaidenki.blogspot.com/2019/07/blog-post_19.html
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