色んな加熱方法について調べている今日のこのごろ。
やはり「超音波」のことも調べねばなりますまい。
お医者さんの超音波(エコー)検査とか、超音波洗浄機とか、加湿器とかありますが、
実は「加熱」もでき、超音波による「溶着」技術も非常にポピュラーになってきています。
空気を震わせて音を伝えるのが音波ならば、
対象物を分子レベルで振動させて熱を生み出すのが超音波加熱です。
そもそも熱とは、物体を構成する粒子が振動することによって生まれます。
温度とは、小難しく言うと粒子のもつエネルギー(もしくは速度)を表す単位です。
超音波は、熱を外部から加えるのではなく、対象物を振動させることによって熱を発生させます。
超音波のエネルギーを熱に変換しているととらえることもできると思います。
いずれにせよとってもスタイリッシュですね・・・かっこいい・・・
何に使えるの? ということについては、例えばリンク先をご覧ください。
本田電子株式会社「溶着<超音波でなぜ溶着ができるのでしょう?>」
https://www.honda-el.co.jp/hb/3_1.html
今のところ、プラスチック部品の溶着や、食品のパッケージへの応用例が多いようです。
もちろん溶接にも応用が利きます。
日本アビオニクス株式会社「超音波金属溶接機」
http://www.avio.co.jp/products/assem/lineup/ultrasonic/welder/metal.html
河合電器は抵抗加熱器の製造販売をメインとしている会社ですが、
いろんな加熱方法がある中で、抵抗加熱ってほんの一部に過ぎないんだなーと日々感じます。
やはり抵抗加熱がベースではありますが、
最近は熱回路網法や熱流体解析を駆使した、製品開発のお手伝い等もさせていただく機会が増えました。
今後も、ひろく"熱"一般のお困りごとの解決をやっていきたいと思います。
(株)河合電器製作所「解決事例」
https://www.kawaidenki.co.jp/solution/
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