こんにちは。今西です。
ワインボトルの栓などに使われているコルク材。
柔らかいやら、硬いやら、何とも絶妙な素材感ですよね。
コルクってどうやって作られてるんだろう・・・と以前から気になってました。
先日詳しい方のお話を伺う機会があって、色々教えてもらったところ、
コルクの素材は「どんぐりの木の皮」なんだそうです。
(皮を細かく砕いて固めてるのかな…?)と思ったのですが、
本来はなんと「皮そのまま」。
伝統的なコルクは何センチもの分厚い樹皮をはがして、くりぬいたものなんだそうです。
なぜそんなに分厚い樹皮ができるのか? それは気候と関係があるそうです。
コルク材に適したどんぐりの木や主にスペインやポルトガルでよく育つそうで、
地域には地中海を超えてサハラ砂漠の砂が風と共に吹き付けます。
その厳しい環境から身を守るために、どんぐりの木は皮を分厚く発達させる!
同じ種類でも地域が違うと良いコルク材は採れないんだそうです。
現代では天然コルクが作れるくらいの樹木は少なくなってきているようで、
やはりコルク粒を圧縮成型したものが主流になっていますが、
品質にこだわるメーカーは、今でも材料はポルトガル等から仕入れているとのこと。
また、コルク材は難燃性が高い(燃えにくい)という特徴も備えており、
ガスメーター用のガスケットなどにも使用されています。
また燃えにくさに加え、多孔質という点を活かして断熱材にも利用されています。
コルクと”熱”ってあまり関係がないイメージだったのですが、そんなことなくて、
すごく関係してるんだ・・・! とちょっと感動してしまいました 笑
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