熱のことなら-【熱闘ブログ】
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2016/08/26

夏の風物詩

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こんにちは、東京支店の木田です。

先日、お盆休みを利用してグアムに旅行に行ってきました。

あいにく雨季だったので快晴になる日はありませんでしたが、南国の雰囲気を目一杯満喫してきました。


キレイな海とヤシの木。それだけでも南国の暑さを十分に感じることが出来ます。


さて日本の夏と言えば蒸し暑さ。それとあの虫たちですよね。


そうセミです。

グアムにセミがいない



関東ではミンミンゼミがまだ夏を惜しむかのように大合唱していますが、グアムでは静かなものでした。


実はグアム島はもともと火山の噴火によって出来た島なので土が全くないそうです。

そのため岩盤をつき抜けられるような植物や表面に根を張れるような植物しか存在しないそうです。

つまり虫もまた然りで土がないため土の中で幼虫として過ごすセミなどの虫はグアムでは生きていけないそうなのです。

セミと同様にカブトムシもグアムには全くいないのだとか。

セミの声はなくとも年間平均気温27℃を誇る暑さと大量に生えている椰子の木がそれをしっかりカバーしていました。

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2015/07/29

セミの寿命

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こんにちは、林田です。


梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね!

夏を風物詩として、海やかき氷、スイカや麦わら帽子など
さまざまありますが、今日は夏の虫ということで、
「セミ」について書いてみたいと思います。



近年セミが減ってきているという話もありますが、
私の住んでいる地域はとても元気に鳴いています。

セミの鳴き声を聞くと、夏が来たと感じる方も多いでしょう。

セミが鳴くのは雄が雌に自分の居場所を知らせる為の
求愛行動と言われています。
・・・まぁ人間と変わりませんね。笑

種類によって鳴く時間帯が大体決まっているそうです。


クマゼミは午前中、アブラゼミやツクツクボウシは午後、
ヒグラシは朝夕、ニイニイゼミは1日中無くそうです。

たまに夜中にセミが鳴くことがありますが、
あれは気温が高く、セミが昼間と勘違いしているとか。

そんなセミですが、実は昆虫類では寿命の長さが上位にはいるそうです。

幼虫として土の中で生活する期間が3~17年、
成虫も1~2週間ほどと言われていますが、

実際はもっと長く、羽化後、天敵(人も含む)に襲われなければ、
3週間~1ヵ月程度生きるんだとか。
個体差はあるそうですが。

また、夏の終わりの暑さが和らいだ9月頃に成虫になったセミは
1ヶ月以上生きることもあるらしいです。

成虫は短命というイメージがありましたが、
意外と長生きなんですね。

ちなみに世界最大のセミはテイオウゼミと名前で、
体長(翅端まで)13cm、翅を広げると20cm以上あるそうです。

そんなでかいのが飛んでたら、悲鳴を上げてしまいそうです。


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2015/05/18

フンコロガシってすごい

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こんにちは、暖かくなってきましたね・・
もうきっと間もなく、春過ぎて夏来にけらしでしょう、小林です。


さて、風流に始めた、今日の熱闘ブログ。
先日、ちょっとしたことからフンコロガシの凄さに気づいてしまい、これを書かずにいられるか!!と皆様に春の陽気に添えて素晴らしい豆知識をお届けしたいと思います。

フンコロガシって本当にすごい

以前、陸上最強の動物はカバ説を唱えた私、じゃあ昆虫でいえば?
ええ、この流れ、ご安心下さいおそらく皆様の予想通りに落ち着きます、昆虫でいえばフンコロガシ推奨一択です。
あのファーブルの観察記でも有名ですよね。(ファーブルはフンコロガシを観察しておったそうな)

面白いのはなぜフンをころがすかというところ。
しかも、逆立ち体制で、ですよ!?その余力や計り知れませぬ。

転がす理由、それは、まあ、お察しの通り食用に転がすと言われています。
ですが、糞ですから、栄養素はごくわずか。
いわゆる糞を食べる生き物は一様に大食らいだそうで、フンコロガシも例外ではありません。

また、フンコロガシは特定の巣を持たないそうです。


さて、そうなると、なぜ転がすのかという疑問が浮かび上がりますよね。
彼らは糞を転がして穴をほって潜ってその中で食事をするそうですが、栄養はないのでたくさん食べます。
そうするとこれ、とても効率が悪い。
その場で食べてしまった方が良いのです・・。
競争率だって極めて高いようには見えませんから、まあ落ち着いて食べれるはず。
こういった理由から、いろいろな説はあるものの、彼らがなぜ糞を転がすのか、決定的な理由はわかっていないようです。

フンコロガシはすごい!!

ここからは凄すぎてボリュームたっぷりなので、箇条書きでフンコロガシの凄さを語ります。
  1. かつてオーストラリアで、白人が移民した際、牛のフンが溢れ、病気が蔓延したが、フンコロガシを大量に輸入したところ、収まった(キレイ)
  2. プラネタリウムでフンコロガシに糞を転がさせたところ、天の川に沿って転がすことがわかった(不思議)
  3. 転がした糞が赤ちゃんのベッド(ふわふわ~)

  4. エジプトではスカラベ(神聖な甲虫)、日本では糞虫(日本人のデリカシーとボキャブラリーよ・・)
とまあ、フンコロガシの生態は正直まだわかっていないことが多い。

ですが、古代エジプトでは「スカラベ(神聖な甲虫)」と呼ばれておりました。
何でも、まん丸に丸まった糞が太陽のように見えることから崇めたとか・・。

フンコロガシを模った壁画、アクセサリー、いろいろ残っておりますが、古代エジプト人もフンコロガシの偉大さには気づいていた模様。
でも確かに、天体を見て転がすなんて、不思議、ロマンチックですよね。

この世にフンコロガシがいなければ、生態系が大きく変わるでしょうねえ。

神様が、「地球を暖かくしてみたけど、これでは糞が腐る!」と派遣した使者・・・
がフンコロガシだったら面白いなあ、とぼんやり考えた春でした。

ご静聴ありがとうございました。

最後に、よりフンコロガシが好きになれる、水木一郎が歌う、フンコロガシの歌、ぜひ聞いてみてください。

むしまるQ フン フン フンコロガシ - ニコニコビューア
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