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2020/09/11

台風と竜巻

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こんにちは、東京支店の木田です。

外を吹く風が少しずつ涼しく心地よくなってきましたね。

新型コロナ下ということもありなかなか外出もままならない、何だか不思議な夏が過ぎ去っていきました。

これから秋に向けては台風や局地的な豪雨など災害にも注意しなければならない時期です。
こんな時こそ備えあれば憂いなし。
しっかり災害にも備えていきましょう。



さて台風と言えばご存知の通り渦上の雲をまとう低気圧の塊です。

渦を巻くでふと思い当たるのが竜巻。そういえばどちらも渦を巻いています。

台風と竜巻は兄弟みたいなもの?竜巻の巨大なものが台風?その逆?実際のところどうなのでしょうか。

まず台風と竜巻は明確に発生する場所が異なります。

台風 
台風は海上で発生します。海面が太陽光で温められて上昇気流が発生、渦を巻きだして周囲のエネルギーを巻き込みながら発達したものが「台風」になります。


竜巻
一方で竜巻は寒気と暖気のぶつかり合う前線で発生します。なので場所は海上の場合も地上の場合もあります。

双方の強い力のぶつかり合いにより積乱雲が発生。強い上昇気流が発生しそこに回転流が加わることで縦と横の力の融合により渦上の「竜巻」が発生します。

ちなみにこの積乱雲を伴わない空気の渦が「つむじ風」で、こちらとはまた発生の仕方が異なります。

残暑も厳しい時期ですが、しっかり乗り切って実りある秋を楽しみたいですね。


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2015/05/20

台風には季節がある

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台風の季節がやってきました。木田です。

大雨や強風を巻き起こすものとして「台風」「台風なみの低気圧」「熱帯低気圧」など様々な呼び方がされています。
実際のところ何がどう違うのか?

まず「台風」と「熱帯低気圧」が同じグループです。そして「爆弾低気圧(台風並みの低気圧)」「温帯低気圧」が同じグループになります。

・台風と熱帯低気圧

簡単に言うと熱帯低気圧が発達し風速17.2m/sを超えると台風に呼び名が変わります。
熱帯低気圧は文字通り亜熱帯や熱帯の海で発生します。

暖かい海で大量の水蒸気が上昇し渦を巻いて出来上がるのが熱帯低気圧です。


・爆弾低気圧と温帯低気圧

温帯低気圧が発達し台風並みに発達したものが爆弾低気圧です。
温帯低気圧は北側の冷たい空気と南側の暖かい空気がぶつかり、混ざり合う際に発生する渦のことです。

従ってどんなに発達しても「台風」にはなりません。


つまり台風は熱帯の暖かい空気でできているので冬場は寒気におおわれている日本にはやってきません。
一方で爆弾低気圧は寒気と暖気の渦なので季節を問わずやってきます。


このように災害をもたらすような気象も由来を知ってみるとなかなか興味深いものです。




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2012/07/03

台風の規模

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こんにちは。営業の今西です。

今年は台風に振り回された感があります。
いきなり来たり、来ると思ったら来なかったり。。。

台風の大きさを実は良くわかっていない・・


ニュースでも「非常に大きい」とか曖昧な言い方でよく分からないですよね。
でも、あの言い方には基準があるのです。

大きさ(風速15m/2以上の半径)

 200km以下  ごく小さい
 200~300km 小型、小さい
 300~500km 中型、並の大きさ
 500~800km 大型、大きい
 800km以上  超大型、非常に大きい

※2000年より「ごく小さい」「小型、小さい」、「中型、並の大きさ」は危険を過少評価されてしまう恐れがあるため、ニュース等では表現されなくなった。

強さ(最大風速m/s)

 17.2m/s以下   熱帯低気圧
 17.2~24.5m/s 弱い
 24.6~32.6m/s 並の強さ
 32.7~43.7m/s 強い
 43.7~54.0m/s 非常に強い
 54.0m/s以上  猛烈な

※数値が小数点以下含むのは国際表記では単位が「knot」のため。
※2000年より「弱い」、「並の強さ」は危険を過少評価されてしまう恐れがあるため表現されなくなった。(気象庁HPより)

気象庁|予報用語 台風に関する用語

今度、台風情報を見たら数字でその大きさや強さを感じ取ってみてください。

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2011/09/29

台風の名前

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こんにちは。東京支店の今西です。

台風の季節がやってきた

先週は東京も台風のおかげで大変でした。
電車がストップして駅に人が溢れている様は、3.11を思い出させました。
やはり自然の力には勝てないのか…

そんな台風ですが、アメリカでは「カトリーヌ」とか「エミリー」とか人の名前で呼ばれてますね。
日本では番号でしか呼ばないので変な感じですが、アジアの台風にも名前は付けられています。

例えば、先週日本で暴れまわった台風15号は「ロウキー」。
現在南シナ海で発生している17号は「ネサット」、フィリピン沖を行進している19号は「ナルガエ」。


左から、サネット、ナルガエ・・・っていうのは冗談なのですが、(画像はイメージですってやつです)
こんなイメージがウンウン。頷けるほど、何だかアジアンな名前が多いですよね。

それもそのはず。
「英語名でなく、アジアになじみの深い名前を使うことで、アジア圏の防災意識を高める」という目的で、2000年から導入されているそうです。

各国の命名が持ち回りで使われており、日本だと「トカゲ」「ワシ」なんてのもあります(笑)。

「ウサギが日本列島で猛威を奮っています!!」
・・・なんてニュースが聞けると楽しいかも…(不謹慎?)


詳しくはコチラ↓

気象庁|台風の番号と名前
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2011/06/30

夕立の原理

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こんにちは!営業の木田です。

この季節、夕暮れ時にものすごい豪雨に見舞われることがありますよね。
いわゆる「夕立」です。

夕立後は雨のお陰で少し涼しくなったり、逆に湿気で蒸し暑くなったり。
夏の風物詩とも言えます。

夕立が起きる原理とは


さて夕立ですが、一応これも原理として成り立っています。

夕立の発生条件は3つだそう。


  1. 地表が温められること
  2. 上空と地表付近の温度差が大きい
  3. 夏に多い、高温多湿な空気

午前中や昼間に、夏の日差しで地表が温められると、上昇気流が発生します。
この上昇気流と、上空と地表付近の大きな温度差、そして夏特有の高温多湿な空気。

この3条件が重なると、大気が不安定になり積乱雲が発生し、夕立をもたらすのだそうです。

近年、夕立より「ゲリラ豪雨」と呼ばれたりもしますが、夕立の回数が増えているそうです。
この原因は都心部のヒートアイランド現象が関わっているとの説もあります。

地表を温めるのもほどほどに。。。
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