温泉に行くと、源泉かけ流しという言葉を聞かれた事があるかと思いますが・・・・
源泉は約100℃の熱湯(場所によりますが)です。
そのままでは当然入れないので水を加えるなどの方法で温度を下げる必要があります。
只、水を加えると温泉の成分は薄くなってしまいます。
その為、成分を維持する為に、閉店後に温泉を入れ替えて冷めるのを待つという事もできるのですが、冷ますのに10時間程度の時間が必要になってしまうようです。
そこで、成分を落とさないように温度を下げる冷却装置で広がっているのが、竹製温泉冷却装置。
竹製温泉冷却装置とは?
湯雨竹 商品構造紹介 |
竹の枝を並べたものすごくシンプルな見かけなのですが、100℃の源泉が数秒で40℃近くまで下がり、成分も落とさないすぐれものとの事。
なぜ温度が下がるかというと、塩づくりの方法である流下式塩田をヒントに源泉をかけると竹枝に広がり、水滴状になります。
水滴状になる事で、空気に触れる表面積が増え放熱するという仕組みだそうです。
新しいものや画期的な製品があると、機械的なものを想像してしまいますが、古くからある知恵にも大きなヒントが隠されているのかもしれませんね。
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