セラミックとは、狭義には陶磁器を指すが、広義では無機物を焼き固めた焼結体を指す。電子工業用セラミック製品を製造していた京セラ株式会社が、その中でも、各種産業用途に用いられる磁器は高い性能を要求されることから、「ファインセラミック」と呼び、一般の陶磁器と区別するようになりました。
セラミックヒーターの特徴
では、ファインセラミックと一言に上げても、様々な材質があるのをご存知でしょうか。- アルミナ (Al2O3)
- 窒化アルミ (AlN)
- 窒化珪素 (Si3N4)
- ステアタイト (MgO·SiO2)
- ジルコニア (ZrO2)
弊社では、主に、窒化アルミヒーターと、窒化珪素のセラミックヒーターの取り扱いがございます。
セラミックの特徴の一つに、高い絶縁性があげられます。
今回ご紹介した各材質は、上からあげていった順に、優れた値を持っております。
高温下でも、安心してご使用が可能です。
また、セラミックヒーターの特徴のもう一つに、素早い昇温速度があげられます。
次のグラフをご確認ください。
1分もかからずに、800℃まで到達しているのがわかるでしょうか。
もちろん、ヒーターの昇温速度を左右する、電力密度(W/㎠)が、異なるヒーターでの比較ですが、それぞれ、常温で空焼きで安心して使用できるヒーターでの試験となっております。
なるほど、セラミックヒーターの方が、面積当たりに入れられる容量が高いんですね!
この驚きの早さは、以前に動画でも紹介をしておりますので、是非ご覧ください。
瞬間加熱ヒーター!あっという間に100℃・・・1000℃まで!?【動画】 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】 |
そのほか、セラミックという素材は、金属では検討が難しかった場所に検討が可能な、優れた耐薬品性を持っていたり、という特徴もございます。
特に金属と比較し、硫酸、水酸化ナトリウム等に強い耐腐食性を持っています。
そのお話はまた改めて・・。
お問い合わせは型式をおっしゃっていただけるとスムーズです。
下記記事で、各型式をご紹介しておりますので、是非ご覧ください!
ついにKAWAIで窒化アルミ、窒化ケイ素ヒーターお披露目です! | 熱のことなら-【熱闘ブログ】 |
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