焼き鳥と言えば炭火ですが、なぜ普通の火ではダメなんでしょうか? 調べてみました。
炭火焼はひと手間かける価値が十分にアリ!
手近な熱源で、遠赤外線を多く放射するのが、炭火になります。
炭火で肉を焼いた場合、表面とともに肉内部にも遠赤外線放射が吸収され、熱により水分がある程度蒸発・味の成分濃度が高まります。同時にタンパク質変性により、しっとりとしたかたさが形成されるとともに、うま味成分であるグルタミン酸ナトリウムが増えていきます。
ふむふむ。表面と内部、両者が同時に温まっていくことが美味しさの秘訣のようですね。
では、一方のガス火はどうなのでしょうか。
ガス火の場合、空気による伝導対流によって、表面から内部に熱が伝わります。
そのため、表面と内部の温度差が大きいようです。
温度差だけでなく、ガスは燃焼すると水素を発生させますね。
この水蒸気により味が薄められ、旨味や全体的なしっとりさがなくなるんだとか。
これは目から鱗ですね!
また、こんなデータも。
加熱によってグルタミン酸の含有量がどう変化するか調べたところ、生肉を1とするとガス火焼き肉から1.8倍、炭火焼肉から2.2倍のグルタミン酸が検出されました。
同じ熱でも、炭火の熱は旨味を多く出す効果が高いようです。
炭火焼きはなぜおいしか・・・・? - ナイスポークチバ推進協議会 消費者の皆様へのお知らせ 加熱によってグルタミン酸の含有量がどう変化するか調べたところ、生肉を1とするとガス火焼き肉から1.8倍、炭火焼肉から2.2倍のグルタミン酸が検出されました。 ... |
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