成果をあげる意思決定とは? | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2011/08/04

成果をあげる意思決定とは?

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こんにちは。近藤です。

前回の「意思決定の要素」に引き続き、今回は「成果をあげる意思決定」について書きます。

成果を上げる意思決定

ドラッカーの「The Effective Executive(経営者の条件)」の第7章です。

原題は「Effective Decision」、翻訳は「成果をあげる意思決定」です。



前回、下記の文章を紹介しました。
Effective executives, therefore, make effective decisions.
できるエグゼクティブだから、成果をあげる意思決定ができる。
できるヤツは、成果をあげると言っているのです。
そしてそのための意思決定であると。

ドラッカーの考え方が、とても良く表れていると思いませんか?
成果をあげなければいけないのです。

河合電器は”熱”のコンサルタントを目指しています。
成果は、お客様の熱の問題を解決することです。つまりお客様の熱の問題を解決してはじめて、成果をあげたと言えるのです。
自分、自社を厳しく、見つめる必要があると、身が引き締まります。

そのほかにも7章から学びがいっぱい

ではこれから、「Effective Decision」に書かれている文章を少しご紹介します。

One starts with opinions.
成果をあげる意思決定のできるエグゼクティブは意見からスタートする。

To get the facts first is impossible.
最初から事実を得ることは、不可能である。
とても面白い考えたかだと思いませんか?
マーケティングでも、事実を集めるところからスタートすることが正しいと思いませんか?
ですが、ドラッカーは違う!っと言っています。意見が最初だと。

意見(仮説)と検証(事前に評価基準を決定する必要がある)を繰り返し、事実が見えてくるものなのです。
意見(仮説)を立てるためには、ヒーターや熱に関する知識だけでなく、その他の事柄や市場、世の中の動きなど幅広い知識が必要です。
まだまだ勉強することがいっぱいです。

They are made well only if based on the clash of conflicting views,the dialogue between different points of views, the choice betweendifferent judgments.
相反する視点の衝突、異なる視点の対話、異なる判断の選択があってうまくいく。
  • 意見の不一致の必要性
  • 組織の囚人の防止
  • 選択肢が与えられる。
  • 想像力の刺激
全員の意見が一致する結論は、危険だと言っています。
意見の一致は一見正しいように思えますが、異論、反論があるからうまくいくのだと言っているのです。

たしかに、全員がイエスマンの組織では腐敗してしまいますよね。。。
お客様とも成果をあげるため、異論、反論を出して熱の問題を解決していきたいと思います。

Most people start out with the certainty that what they see is theonly way to see at all.
ほとんどの人が自分の見方が、全ての中で唯一の見方であると確実視して始める。
異論反論をまずは、受け止める。
それから、評価基準を決定し、検証をおこなうように心がけましょう!
柔らか頭が必要ですね!


最後に、こんなことも言っています。

Is a decision really necessary?
その意思決定は必要か?
最後にそれか?って突っ込みたくなりますが、たしかに必要のない意思決定ってあるのでしょうね。
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