前回の「意思決定の要素」に引き続き、今回は「成果をあげる意思決定」について書きます。
成果を上げる意思決定
ドラッカーの「The Effective Executive(経営者の条件)」の第7章です。原題は「Effective Decision」、翻訳は「成果をあげる意思決定」です。
前回、下記の文章を紹介しました。
Effective executives, therefore, make effective decisions.できるヤツは、成果をあげると言っているのです。
できるエグゼクティブだから、成果をあげる意思決定ができる。
そしてそのための意思決定であると。
ドラッカーの考え方が、とても良く表れていると思いませんか?
成果をあげなければいけないのです。
河合電器は”熱”のコンサルタントを目指しています。
成果は、お客様の熱の問題を解決することです。つまりお客様の熱の問題を解決してはじめて、成果をあげたと言えるのです。
自分、自社を厳しく、見つめる必要があると、身が引き締まります。
そのほかにも7章から学びがいっぱい
ではこれから、「Effective Decision」に書かれている文章を少しご紹介します。One starts with opinions.とても面白い考えたかだと思いませんか?
成果をあげる意思決定のできるエグゼクティブは意見からスタートする。
To get the facts first is impossible.
最初から事実を得ることは、不可能である。
マーケティングでも、事実を集めるところからスタートすることが正しいと思いませんか?
ですが、ドラッカーは違う!っと言っています。意見が最初だと。
意見(仮説)と検証(事前に評価基準を決定する必要がある)を繰り返し、事実が見えてくるものなのです。
意見(仮説)を立てるためには、ヒーターや熱に関する知識だけでなく、その他の事柄や市場、世の中の動きなど幅広い知識が必要です。
まだまだ勉強することがいっぱいです。
They are made well only if based on the clash of conflicting views,the dialogue between different points of views, the choice betweendifferent judgments.
相反する視点の衝突、異なる視点の対話、異なる判断の選択があってうまくいく。
- 意見の不一致の必要性
- 組織の囚人の防止
- 選択肢が与えられる。
- 想像力の刺激
意見の一致は一見正しいように思えますが、異論、反論があるからうまくいくのだと言っているのです。
たしかに、全員がイエスマンの組織では腐敗してしまいますよね。。。
お客様とも成果をあげるため、異論、反論を出して熱の問題を解決していきたいと思います。
Most people start out with the certainty that what they see is theonly way to see at all.異論反論をまずは、受け止める。
ほとんどの人が自分の見方が、全ての中で唯一の見方であると確実視して始める。
それから、評価基準を決定し、検証をおこなうように心がけましょう!
柔らか頭が必要ですね!
最後に、こんなことも言っています。
Is a decision really necessary?最後にそれか?って突っ込みたくなりますが、たしかに必要のない意思決定ってあるのでしょうね。
その意思決定は必要か?
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