電熱ヒーターを使う上で大事な要素に「絶縁」があります。
ヒーターと絶縁
ヒーターは内部にある発熱線に、電気を流すことで熱を生み、その熱を利用します。
ということは、電気の流れる状態でほうっておくと感電しますよね。
それを防ぐ役目をしているのが「絶縁物」なんです。
例えばカートリッジヒーターやシーズヒーターには、「MgO(酸化マグネシウム)」が使われています。
これは絶縁の性能が良いだけでなく、熱を効率よく移動させられるため使っています。
ただ絶縁物も万能ではありません。
水分の多い環境だと湿気ってしまい性能が低下してしまいます。
これを防ぐのが、「防湿剤」と呼ばれるシール材です。
絶縁材の湿気吸収を防ぎ絶縁性能を高い状態で長く持たせることができます。
そうやって漏電や感電を防いでいます。
ライフラインとなっている電気も一歩間違えれば、大惨事の引き金となるエネルギーです。
ヒーターも電気を使うものです。安全にご使用されるためにも高絶縁のヒーターを選択されることをお勧めします。
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