昨秋、新幹線の中で印象的なできごとがありました。
新幹線 自由席での出会い
その日は、当社の東郷工場に用事があり、名古屋までの指定席をとっていました。
しかし、乗り遅れてしまったので、たまたま自由席に座る事になりました。私が座ったのは、片方が埋まっている2掛け席。
既に座っていたのは、制服を着た学生。
その学生は、新幹線が走り出しても、なんだかそわそわしています。
手に持っているものは、PCからプリントアウトした乗り換え案内。
良くないと思いつつ、最終の行き先をちらっと横目で見ると、私の目指す駅と全く同じ駅でした。
「すごい偶然やな~」と驚き、どうしても声を掛けてみたくなりました。
自由席、となりの学生が同じ駅に
話をしてみると、彼は高校生3年生で就職活動中でした。
地元(栃木県)の塗料工場で1次面接を受け、最終面接で本社のある名古屋へ向かうとのこと。
一人で地元から新幹線に乗るのが初めてで、乗り換えがとても不安でそわそわしていたそうです。
彼を安心させたい思いから、「自分も行き先が一緒だから連れて行くよ」と話し、面接前で緊張してるであろう状況で申し訳ないと思いつつ、彼から高校生活の話などを聞きました。
彼は実にしっかりとした考えを持っていて、自分もとても熱くなりました。
最寄駅についた後の別れ際、名刺を渡しました。
塗料会社と言うことで、粘度を下げる為に、ヒーターが役立つかもしれない…と営業活動も兼ねて(笑)
それが彼との再会のきっかけになることを願って。
将来、一緒に仕事ができる日が来れば嬉しい。
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