外食チェーンを支える河合電器!その接点は意外!? | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2014/09/29

外食チェーンを支える河合電器!その接点は意外!?

このエントリーをはてなブックマークに追加
節約のために最近は内食。
という声を聞くことも多い昨今。

とはいえ、私は絶対に外食をしない!という人は珍しいのではないでしょうか?
それくらい身近な外食産業。

こんなゆで野菜も・・

こんなペンネも・・
美味しそう美味しそう!!外食産業には夢が詰まっている・・・!(^◇^)*。


実は河合電器も、長い期間、外食チェーンを陰から支えてまいりました。
あの時食べた○○定食も、デートの思い出あのパスタも!!
やるじゃん河合電器!!
これを見れば、河合電器をもっと身近に感じてもらえるはず!

食品用ヒーターは意外と難しい


▲厨房機器の鍋の中にヒーターが!
外食産業で使われる厨房機器にも、一般家庭用のように加熱方式は様々です。

ガスによる加熱方式、電気による加熱方式(IHなどもありますね)がありますが、最近は、大型ショッピングモール(ビルなど)に飲食店が併設される機会も増えており、消防法の観点から、電気ヒーターの需要が増えているようです。

中でも、水加熱の需要は特に多いのですが、こういう場合、実は茹でる鍋の中にヒーターが入っているんですねー。


しかし、食品をゆでる場合、よく調味料として使用する「塩」がありますが、これは金属にとってはよくないものの代表。ヒーターにとっても良くありません。

食品用ヒーターは食品をゆでるもの、として、特別仕様になっているんですね。

食品用ヒーターの腐食のメカニズム


塩分はなぜ、ヒーターにとってよくないのでしょうか?

ステンレスは錆びない金属の代表です。
ステンレスが鉄より錆びにくい理由は、クロムが含有されているから、なのですが、このクロムが空気中の酸素と結びつく事で、金属表面に「不動態皮膜」という強力な膜を作り、錆から守っているのです。
もし、表面の膜が破れても、含有しているクロムが瞬時に新しい膜を作ります。
▲腐食(孔食)のメカニズム
しかし、塩素はクロムの皮膜修復の速度よりも速く、不動態皮膜を破ってしまうのです。

そして膜の修復が間に合わない為に、侵食がどんどん進行していき、これを孔食と言います。
強薬品中など、かなり過酷な条件で使用される場合は、さすがのステンレスも孔食が起こってしまいます。

この場合、ヒーターは早ければ数日~数か月で故障する可能性もあります。

そこで提案したのはチタンヒーター!!

▲チタンヒーター!
チタンはとても耐腐食性に優れた金属材です。
厨房機器でも非常に幅広く対応が期待できます。

チタンのデメリットは、その加工の難しさにあります。
弊社では、その加工を行うことが可能。


外食事、この記事を読まれた方が、このチタンヒーターのことをすこしでも思い出していただければ我々一同、とてもうれしいですね。

今日は、実は身近な河合電器、というお話でした。



このエントリーをはてなブックマークに追加