サーモグラフィーでの実験 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2020/02/05

サーモグラフィーでの実験

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こんにちは。林田です。

今回のブログですが、サーモグラフィーについて書きたいと思います。

以前、手を温める方法で一番温度が高くなるのは?という実験を社内で行いました。

  1. 手を擦り合わせる
  2. グーパー運動をする
  3. 息を吹きかける

 
※写真はイメージ

みなさん、どれが一番温度が上がると思いますか?

その実験の際に使用したのがサーモグラフィーです。

サーモグラフィーとは物体から放射される赤外線を分析し、
熱分布を図として表した画像、またはそれを行う装置のことを言います。(出典:ウィキペディア)

実験の前後をサーモグラフィーで温度を測定し、
どの方法が一番温度が高くなったかを見ることが出来ました。

熱の可視化は楽しいです。

サーモグラフィーですが、低い温度から高い温度になるにつれ、
黒→青→水色→緑→黄色→橙色→赤→桃色→白と色分けされております。

弊社でも熱板などの温度の分布を測定をし、
求めている範囲の温度分布の測定と
許容より外れていた場合、改善を行ったりします。

このサーモグラフィーですが、
医療用で、血流の低下などを可視化し、
建築用では、外壁の剥離や太陽光パネルの不良など、
電気設備の調査では、配電盤内の異常過熱などを
温度の変化で見ることが出来ます。

もともとは軍事探索用で開発されたそうですが、
いまや使い方は様々ですね。

最近、日本に入国(帰国)するすべての方に対し検疫を行っていますが、
こちらにもサーモグラフィーが使用されており、発熱の有無を確認しています。

その内、至る所にサーモグラフィーが・・・、という時代がやってくるかもしれませんね。






ちなみに、最初の手を温める実験の答えは①でした。


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