パッキンの温度再現試験 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2019/05/27

パッキンの温度再現試験

このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは。
弊社、(株)河合電器製作所では、熱のコンサルタントとして、日夜熱の問題と向き合っております!

今日はお客様よりいただいた熱の課題の中でも、変わり種をご紹介。
もともと電気ヒーターメーカーではありますが、ご相談いただくのはヒーターについてだけではありませんよ!

パッキンについてのご相談


それは、パッキンについてのご相談です。

パッキン(packing) :回転や往復運動する機械部分に用いるシール (密封装置ともいう。 流体の漏れや外部からの異物の侵入を防ぐ装置) 用部品の総称 (→ガスケット ) 。 材料面から,非金属パッキン,金属と非金属材料を組合せたセミメタリックパッキン,金属パッキンに分類される。(コトバンクより)
パッキンにも様々ありますが、弊社でもフランジ等で気密をとるなど、さまざまな用途で使用をする、非常に汎用性のある部品です。用途により様々なパッキンを使い分けます。

汎用性があるがゆえに、その種類も多種多様。
そのため、このパッキンの選定が適切か?と頭を悩ませている技術者さんも多いようです。

弊社にご相談を頂いたのは、「パッキンの使用可能の環境温度範囲が適切か」というご相談。
工業用部品には「使用可能環境温度範囲」というのが決められており、この環境温度範囲内であれば、この部品は使用ができるとメーカーが謳うものです。

どうしてもこの部品を使用したいけれども、メーカーの保証範囲を超える・・・
というとき、熱のコンサルタントである弊社を思い浮かべて頂く機会がございました。
カタログやメーカーに聞かれたそうなのですが、パッキンメーカー様はあくまでパッキンの専門家であり、その使用方法においての明確な回答は得られず、使用可能かどうかの最終的な確証が得られず、困られておりました。

そこで、弊社で実際にパッキンに使用する環境温度を再現し、部品に著しい劣化がないかどうかを確認する試験を行いました。
また、より安全を見て、より過酷な試験環境でも劣化の有無を確認致しました。

メーカー保証範囲が絶対ではあります

あくまでも、メーカーの保証範囲が絶対ではあります。
しかし、やむを得ないケースとして、部品選定の判断の一材料として弊社の試験結果を加えて頂いた例をご紹介させて頂きました。

  • お客様にパッキンについての知識がない…
  • ネット等で調べればわかるのかもしれないが、その情報に自信がない…


このようなとき、お力になれるかもしれません。

熱のコンサルタントである弊社では、温度再現試験が可能ですので、お困りの際にはぜひお声がけください。
このエントリーをはてなブックマークに追加