セイウチと海氷の減少 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2019/05/20

セイウチと海氷の減少

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こんにちは。東京支店、小林です。

日に日に暑くなってきました。
冬には不思議と忘れていた極暑の気候を嫌でもだんだん思い出す季節。

でも皆さん、ご安心ください。
今年の夏は平年並みの暑さに落ち着くであろう、と 気象庁では、発表しています!
なのでこれを真に受けず、「ちょっといつもより暑いんだろうな」くらいの心持でいれば きっとばっちり乗り切れます。
夏に備えて冷房の試運転、ない部屋には冷房設置工事をするだけ!
今のうちからこれを備えればきっと万事オッケー!
いいのか悪いのか、人間は機械に頼ることができますが、 極暑は動物の存続そのものを危ぶむことがあります。
NHKで製作放送をしているブループラネットという番組があります。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
今、地球温暖化に伴う、海面上昇で 北極の氷がどんどんと溶けて行っているということは 誰しもが周知の事実のはず。
海面上昇で、氷の面積はおろか、海を漂流する氷も減少し続けているそうです。
この減少によって大ダメージを受けているのはセイウチです。
まだ発達が完全でない子供のセイウチは長く泳ぐことができず、 こまめな休息が必要なんだそうです。


その際に利用するのがこの漂流する氷の島。 今北極ではこの島の上にセイウチが隙間なくひしめいているそうです。
少ない面積を求め同種族同士の陣取り合戦が繰り広げられている、その映像には舌を巻きました。
北極に上がって休めばいいのでは?と思うかもしれないですが、 陸続きの環境では、セイウチを捕食する、天敵のホッキョクグマが狙っているので、 氷の島でなければ安息は得られません。
変わり続ける環境で、今北極の生態系は大きく変わろうとしています。
このような状態がより加速すると、セイウチは絶滅の恐れがあるのだということです。

ホッキョクグマってホッキョクにおいて最強生物のイメージがありますが、 実はセイウチの方が大きいんですよね。
ホッキョクグマは全長約3m程に対し、セイウチは大人で全長3.6mほど。
こんな大きい種族であっても環境の変化には逆らえないのです。
地球環境という有限な資源の使い方を改めて考え出せる良作でした。
DVDも発売されているので、未視聴の方は是非見ていただきたい作品です!!


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