スカイツリーの意外な熱対策 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2012/07/23

スカイツリーの意外な熱対策

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こんにちは!東京支店 小林です。

皆さんはもう行かれましたか?
そこかといえば、そう、先日オープンして間もない、東京下町の21世紀のスター、東京スカイツリー!

スカイツリーにみる熱の豆知識



運営する東武グループは路線名を変更したり、商業施設をオープンしたりとPRに大忙しのようですがそんなスカイツリーに纏わる熱の話をひとつ。

スカイツリーには「心柱」と呼ばれる中央部の柱がないのをご存知ですか?

地震や強風時の揺れに対し、いかに安心・安全な建物とするかさまざまに試みた結果、中央部に設けた鉄筋コンクリート造の円筒(=心柱)と外周部の鉄骨造の塔体を構造的に分離し、中央部の心柱上部を「重り」として機能させた、新しい制振システムを用いています。
原理としては「質量付加機構*」という現代の制振技術を応用したもので、大地震時に40%程度の応答せん断力を低減することができます。
(日建設計HPより)
日建設計 東京スカイツリー設計プロジェクト 構造技術の紹介

地震や強風への対策としても話に上がっていますが、意外なのは熱による反りの防止も考えにあるんだとか。

ビルの設計時にも、たとえば、朝、昼、夕方と直射日光による側面の温度上昇は考慮されているんです。
ビルだって反る!
ましてや634mの電波塔。いわんやスカイツリーをや!
屋上からメジャーを垂らし、各時刻で長さがどう変わったか?などの検証を行うこともあるそうですよ。
以前お客様からうかがった時には目から鱗でした!

こういった細かい検証を積み重ねて今の技術があるんですね~!

それにしても、「3千万人に会える空」とうコピー、思わず心動かされますね。
皆様もぜひ足を運んでみては。

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