今日は、電気ヒーターにバイメタルサーモスタットを使用する際の注意点をご紹介します。
サーモスタットの注意点
電気ヒーターを使用する際、一般的に過昇防止として、バイメタルサーモスタットや温度ヒューズが使用されます。
このとき注意しなければいけないのは、バイメタルサーモスタットの動作温度です。
例えば、100℃OFFのバイメタルサーモスタットを使用すると、100℃になったら動作するか?というと、厳密にはそういうわけではありません。
バイメタルサーモスタットの動作温度は、一般的に1℃/1分の温度変化率の条件での温度ですので、温度変化率が変わると、その数値によって動作温度が変わります。
例えば、弊社で製作しているシリコンラバーヒーターの表面にバイメタルサーモスタット100℃OFFを取り付けた場合、通常、ヒーターの昇温特性は、1℃/1分以上になりますので、動作温度は100℃よりも遅れます。
そのため、電気ヒーターにバイメタルサーモスタットを使用される場合は、必ず実機にて動作温度の確認をされることをお勧めします。
電気ヒーターを大切に、安全に、ご使用ください。
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