半導体素子使用した発電システムがあります。
ペルチェとは?
ペルチェ効果とは1834年にフランスのペルチェが発見したもので、2種の導体や半導体の接点に電流を流すと電導率の違いから熱の移動が起こるという現象です。
(中略)
1本の導線中を流れる電流はどこでも同じはずですから、流れにくいところでは電子が熱をもらって馬力を上げ、流れやすいところでは電子が熱を放出して馬力を下げようとするために熱の輸送が行われるという事です。
ペルチェ素子 |
ペルチェ素子なんかは、よく冷却、加熱を必要とする場面などでお目にかかりますが、この素子に逆の力、温度差を与えると発電するメカニズムを利用した発電方法です。
太陽光発電は日の出ている間しか発電できません。
風力発電は風が吹いていなければ発電できません。
この温度差発電は温度差の条件さえそろえば24時間安定した発電が可能なのだそう。
発電効率をはじめまだまだ課題の多い技術ですが、海洋温度差発電など、温度差を利用した発電方法、今後安定した発電に欠かせないシステムになるかも知れませんね。
ツイート |