こんにちは。Osaka base 達です。
先日、テレビでSDGsを促進する一貫として、
SDGsに取り組む会社を紹介している番組を見ました。
その中で紹介されていたものの1つ、「アイスバッテリー」というものをご存知でしょうか??保冷剤なのですが、従来のものと異なり、アイスバッテリーが注目されている特徴は下記になります。
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・温度管理ができる
→-25~+25℃の温度帯に対応しており、特定の温度を保つ事が可能
ラインナップ:±0℃、-2℃、-11℃、-16℃、-22℃、-25℃、-35℃
・アイスバッテリーの冷却時間が短い
→10~12hの冷却で使用することが可能
・繰り返し利用可能
・CO2の排出がない
→ドライアイスの場合、溶けると同時にCO2が排出されます。
また、CO2が運送物に与える影響を考えることも不要です。
(https://www.icebattery.jp/ja/logistic-solutions/より)
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アイスバッテリーを開発したのはインド出身のパンカジ・ガルク社長で、当時のインドでは物流が整っておらず、医薬品も手に入らず、お姉さんを幼い頃に亡くされています。開発の背景には上記のような様々な思いが根本にあります。
インドでは今でも日本のように低温輸送が整っていません。日本でいう食品ロスは売れ残りが多いですが、インドでは輸送中のロスの割合がとても多いようです。
近年ではインドの鉄道にもアイスバッテリーが採用されました。日本の物流は基本、電力が必要ですが、インフラの弱い新興国でも使うことができ、これからますます活躍の幅が広がりそうです。
温めることが基本のヒーターとは真逆の「冷やすこと」ですが、同時に求められることも多いので興味深く、今回ブログ記事にしました。
こういった持続可能な社会を実現するための製品例からヒントを得て、KAWAIにできることを皆で考えていければと思います。
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