熱音響冷却ってなに? | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2021/01/15

熱音響冷却ってなに?

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こんにちは。林田です。

 

本日115日は小正月の最終日とされており、

1999年までは成人の日として固定祝日でしたね。

 

2000年以降は、1月の第2月曜日となっております。

 

今年の成人式は可能な限り開催できるよう

様々な工夫がされていました。

 

なんとか、新成人にとって思い出になる日になればと、

色んな人が協力し合っている姿勢は本当に頭が下がる思いです。

 

今週末から大学入学共通テストなどもありますが、

常に感染対策を十分に行いつつも

卒業式や入学式なども控えていますので、

少しでも関係する方々にとって良い日になることを願っています。

 

本日は、熱を変換する技術の一つである、

熱音響冷却という技術を紹介したいと思います。

 



熱音響冷却とは、熱を圧縮することで音に変換し、

音によってモノを冷やすことが出来るという技術です。

 

もちろん熱だけで音が出来ることは無いので、

音が鳴る仕組みが必要にはなりますが、

温度差により空気の膨張収縮が起き、

冷却や電気を生むことが出来るそうです。

 

250℃の熱を加え、音に変えることで、

-55℃まで冷やすことが出来る熱音響システムもあるそうです。

 

熱音響システムを利用することで、

工場廃熱などの不要になった熱を、

工場内の冷房や工場内の電力に変換することが出来るようになる

研究も進められているそうですよ。

 

単純に熱といっても何かに温度を加えるだけでなく、

生まれた熱を変換したり、冷やすことに利用できるというのは驚きです。

 

とてもエコな技術ですので、

普及するといいな~!と思っております。

 

 

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