ハワイの火山は見る火山
先日、お休みを頂きハワイに旅行してきました。
日本では噴火で騒ぎになっているハワイ島にも観光しましたが、現地にしてみれば日常茶飯事だそうです。
確かに住居を持つ人にとっては大きな問題ですが、溶岩の動きは遅いので、観察するにはもってこいなのだそうです。
さてそのハワイ島は世界でも有数の火山を有しておりますが、頻繁に噴火している上に溶岩の粘度が高いので、流出スピードも遅く比較的安全(もちろんマグマそのものが安全な訳ではないです)なため「見る火山」として有名なのだそうです。
何度も噴火によってできた溶岩流の後が島の各地には今も残されており、
溶岩が流れたことによってできた台地は圧倒的なスケールでした。
溶岩樹型をご存知ですか?
その中で一番気になったのが溶岩樹型です。
マグマの温度は約1,000℃程度もあるので、通常は樹木であっても耐えられるはずもなく、すぐに燃えてしまいます。
しかしハワイ島の一部の樹木は水分をたくさん含んでいるおかげで一瞬では燃えず、水分を蒸発させながら徐々に乾いていき、最後には燃えてしまいます。
ただこの水分が蒸発する過程でマグマの温度も奪っていくのでマグマも徐々に冷めて溶岩となっていきます。
結果、溶岩の中に樹木があった部分だけ残る溶岩樹型ができあがるのです。
このような幻想的な溶岩が水分を蒸発させながら徐々に燃えていった樹木の姿と思うとなんだか胸に迫るものがあります。
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