遠赤外線セラミックヒーターを特殊形状で | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2014/05/26

遠赤外線セラミックヒーターを特殊形状で

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ヒーターは物に密着させなきゃ温められない・・
そんな風に思われていませんか?

密着させずに温める・・それが輻射加熱!

熱の伝わり方には、伝導、対流、輻射と3種類があります。
ヒーターを密着させない、輻射加熱は様々なところで活用されている加熱方式です。
炭火焼がおいしいのだって赤外線効果!!

なぜ炭火焼がおいしいか | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

中でも、主に使われているのが、赤外線による輻射加熱です。
加熱したいものの≪分子≫を振動させ、加熱をします。
▲ 電磁波の波長ごとの赤外線区分
赤外線にもさまざまな種類があり、JISで、波長により、赤外線の区分が分けられています。

また、加熱したいものにより、温まり方に差が出るのも特徴です。
それは分子の震え方によるもので、遠赤外線、近赤外線間で、差がないこともありますが、ヒーターにおける特徴は次のようなイメージです。

どちらも一長一短。最適な方を選びましょう。



遠赤外線ヒーター近赤外線ヒーター
主な
発熱線
ニクロム等タングステン等
主なヒーター
構成材料
セラミック
カーボン
ハロゲン
温度域~700℃~1200℃
特徴
○吸収されやすい波長で
  吸収に差が出にくい
△エネルギー変換効率が
  悪い(60~70%程度)
×エネルギー密度は低い
◎温度制御がしやすい
△吸収されにくい短波長
  物により差が出やすい
◎エネルギー変換効率が
  よい(90%程度)
◎エネルギー密度が高い
×温度制御が困難
▲遠赤外線ヒーターと近い赤外線ヒーターの特徴

任意な形状で作れる遠赤外線ヒーターをご紹介

今回は、その中から、遠赤外線ヒーターをご紹介しましょう!


様々な形状のヒーターが並んでいますね。

そう、弊社のセラミックヒーターは、形状が自由に設計できます。

もちろん、納期を優先される場合は、在庫品での対応も可能です。
▲用途次第では、こんな形状で愛を伝えることも・・!

また、光の集光には欠かせない、リフレクター(反射板)も弊社で設計可能です。

このように、用途に合った形状や、集光の仕方をすることが、赤外線の加熱においては、重要な要素になりますよ。


ぜひ、ご活用下さい!!
実際の加熱の様子を動画にまとめているので、こちらも併せてどうぞ!


非接触の加熱にこんな提案が!【動画】 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】


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