体温はなぜ36℃? | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2011/05/23

体温はなぜ36℃?

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こんにちは!河合電器の今西です。

突然ですが、皆さん平熱は高い方ですか?それとも低い方?
人の標準体温は36℃くらいですが、これにはちゃんと理由があるそうです。

人の体温が36℃くらいの理由

著作者:freedesignfile.com

まず、人体に有害な細菌は、体温が1℃上昇するごとに6%減少するそうです。
(風邪をひいた時熱が出るのは、体がウィルスを取りのぞこうとして熱を発しているため)
体が冷えると風邪をひきやすいですもんね。
ぽかぽか陽気だと安心しますし。

また、体温が高い方が代謝の効率も良くなり、各種の酵素の働きも活発化します。

しかし、体温が高すぎると、体内の酵素やタンパク質が変質し機能しなくなってしまいます。
ソースによって違いはありますが、体温は最高42℃、最低で20℃が生命活動の限界とされています。
細菌から身を守る為になるべく高い温度で、かつ危険な温度には容易に上がらない温度…
36℃近辺が最も丁度いい体温なのだそうです。

さらに、人体の多くは水分ですが、水を温めるのに必要なエネルギー(比熱容量)は36℃近辺で最も低くなるらしいです。
体内で食物を燃やして体を温めている人間にとって、36℃近辺が最も省エネな温度帯なんだそうです。

まとめますと以下の通りになります。

    人の体温が36℃くらいの理由

  1. 人体な有害な細菌が1℃上がるごとに6%現象するため
  2. 36℃なら体内の酵素やタンパク質が変質しない
  3. 人体の主成分である水が温まるのに必要なエネルギーが最も低くなる温度である
人間の体ってよくできてますね~

なぜ体温は37℃なのか?|体温の基礎知識|体温と生活リズム|テルモ体温研究所
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