子供の体温と放熱量 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2019/02/04

子供の体温と放熱量

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こんにちは、東京支店の小林です。
毎日寒い日が続いておりますが、不思議と今年は寒くありません。
なぜなら、毎日お布団にちいちゃい人間ホッカイロが潜り込んでくるから( ˙˙ )
朝までぬくぬく快適に眠っております。
子供って体温が高いですよねえ。

でも、子供は風の子、寒さに強い、と思い込むとちょっと危険なんです。
子供は大人と比べて、体積に対する面積が大きいため、体温が奪われやすいんですって!
わかりやすく直方体で説明しますね。
cm角の直方体があります。
辺の長さが2倍になると、表面積は4倍になりますが、体積は8倍となります。
このように、子供は頭の大きさとか手の長さとか、細かく言うとそのまま等倍にはならない、とはいえ、そのまま等倍に大人くらいの大きさになると考えると、体積は8倍になるのに対し、表面積はたった4倍にしかならないのです。
だから、大人は子供に比べて体温を奪われにくい!!!!

毎日寒い寒い言っている大人の皆さん、子供を敬いましょう。
寒くて何もする気がない、と言ってる大人のあなた、風を受けても動きやすい、そんな恵体を持ち合わせているのは大人の方です。動きましょう。いや、動け。
逆に子供には、薄着でも大丈夫、と思いこまず、ケースバイケースでしっかりと厚着をさせてあげて下さいね。

とはいえ子供の体温は高い。

頑張って体温をあげるように、そういう細胞で体を構成させているらしいですよ。
ちいさい体だと心拍数も早いし、脈拍も高い。(胸に耳を当てると鼓動が早くて驚きます)
故にこまめにエネルギーも摂取しないといけないんです。(子供はおやつも含め1日5食)


ネズミとか小さい動物もおなじらしいです。
体温が奪われやすいから頑張って発熱する細胞を持っている。
だからネズミをシミュレーションとしてゾウくらい大きくしてみると、発熱量を有す体積が大きくなる比率に対し、表面積はそこまで大きくならないので、熱がこもって爆発しちゃうんですって。
これはホントかなー???
しかし生物の構造は不思議がいっぱい。実に上手くできている。
あったかくなってきたら動物園に行きたいなー(ω)

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