タンク(配管)の加熱にどんなヒーターを使うか | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2015/11/09

タンク(配管)の加熱にどんなヒーターを使うか

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世の中には様々なヒーターがあるので、「どんなヒーターを使えばいいかわからない」というお声をよく頂きます。

今回は、よく頂く「タンク・配管」の加熱について考えてみます。

タンク(配管)にヒーターを巻き付けて加熱したい


たとえば、とあるタンクに何か流体が入ってきて、そこでヒーターを使って流体を温めたいとします。
出口温度はこの温度にしたい、配管径はこのくらいにしたい。
目的によって、様々な条件が、弊社には寄せられます。

電気ヒーターを巻き付け、配管内の内容物を温める場合、まず配管を温め、その熱を内容物へ伝えことになります。
そのため、配管にピッタリと密着出来るものであることが求められます。


具体的には、様々なヒーターで加工が可能ですので、その温度域や使い勝手から、目的に最も合ったものを選ぶことができます。

実際にどんなヒーターの選択肢があるのか?見てみましょう。

シリコンラバーヒーター

配管の外径のように、Rが付いている者に巻きつけるのに最もポピュラーなヒーターです。
シリコンラバーは大変軟らかく、配管内の保温に最適です。
バンドヒーター

シリコンラバーヒーターより高温域で使用したい時に向いているのがこのバンドヒーターです。
マイカで絶縁を確保したヒーターを金属板で押さえつけられるため、密着がよく、取付も簡単です。
 
マイクロ(細管)ヒーター

バンドヒーターよりも温度が高いとき、マイクロヒーターという金属パイプ状のヒーターを加工し、使用することが出来ます。
様々な太さのものがあるため、簡単に曲げて取りつけることも可能です。
チューブラカートリッジヒーター

ドイツの提携先であるTurk+Hillinger GmbH社製品で、高絶縁性能を誇ります。
高い温度域での仕様が可能で、弊社工場で自由な形へ加工することが可能です。

様々な加熱方法が

様々なヒーターをご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

もちろん、ここで紹介したヒーター以外にもいろいろな選択肢があります。
例えば、タンクに巻きつけての加熱は、間接的な加熱になりますが、配管内にヒーターを入れ、直接加熱が出来れば、より効率も上がります。
まずはご相談をお待ちしています。

最適なヒーター選定を!


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