今日は暖かい小話をひとつ。
秀吉の暖かさに関する一工夫
戦国時代の覇者・豊臣秀吉は、昔、織田信長の小姓でした。
ある冬の寒い日、信長はある屋敷に用事があり、玄関で草鞋(わらじ)を脱ぐと、付き人の秀吉にそこで待つように伝えました。
信長が用事を終え、屋敷を出ようと草鞋を履くと、その草鞋が温かい。
信長は秀吉に言いました。
「さては貴様、わしの草鞋の上に尻を乗せて座っておったな」
詰め寄る信長でしたが、実際はそうではなく、寒さを思い、秀吉が土のついた草鞋を懐に入れ、体温で温めていたのでした。
秀吉の細かな気遣い
秀吉はこうした気遣いに長けていたといわれ、信長の覚えもよく、後に取り立てられた理由の一つであったと言われています。こうした相手へのちょっとした気遣いの積み重ねが、お客様に喜ばれるビジネスの基礎になるのだと思います。
先人に学び、活かしていきたいものです。
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