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2016/11/21

冷凍食品の中心温度。何分で何℃になる?

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こんにちは。小林です。 先日痛ましいニュースが耳に届きましたね。
1996年に猛威をふるって記憶に久しい、O157(オーイチゴーナナ)の感染報道です。


被害にあわれた方々は一日でも早い回復を、また、1日でも早い被害の縮小化を心よりお祈り申し上げます。

O157は本当に怖い・・

日ごろから食中毒には気を付けていない人はいないと思いますが、やはり完全に防げる自信がないというのが細菌の怖いところ。
というのも、そう言われればO157について・・良く知らない。

調べてみると、通常食中毒を引き起こす細菌は、100万個以上の菌が身体の中に入らないと感染を引き起こさないんですって。
それがO157の場合100個程度でも病気を引き起こすとか。

ひ・・・。{(^-^)}

私も一歩間違えれば、被害にあっていたかもしれません・・。

O157は熱に弱い!熱で防ごう食中毒


今回の痛ましい報道を受け、知識ある方々が情報を発信して下さっています。


なるほどですね。
今回のケースは冷凍総菜として販売されていたメンチカツ。
家で完全にカツ中心部が75℃に1分間程度加熱されていたら、O157菌は死滅させられるはず。

家庭で揚げ物をする場合、多くサラダ油を150~190℃程度に保ち、食品を揚げるわけですが、150℃よりも低い温度の場合、上手く揚がらないので、今回のケースも、感染してしまった方々も、おそらく油の温度は150℃よりは高かった状態でメンチカツを揚げられていたと思う訳です。

凍っている惣菜、なかなか中心部まで熱が伝わらないということが分かりましたね・・。

冷凍食品の中心部温度、調理時間ごとに見てみよう

実際に実験をされたデータがありますので見てみましょう。

【調理方法】
・使ったコロッケ: 野菜コロッケ(未加熱冷凍食品)60g(6.0×8.5×1.5cm)
・調理法の表示: 油を 170℃~175℃に熱しておき、凍ったままコロッケをいれ、約3分~3分 30 秒揚げてください。
・実験条件: 油が 170℃になったときにコロッケ1個を入れ、中心部の温度を測定した。油の温度は 170℃を保つようにした。鍋は直径 30cm、高さ 7cmの中華鍋を使い、油の量は 400cc

【油温度とコロッケ中心部温度測定結果】
・2 分後   油・・・173℃、コロッケ中心部55℃
・2 分 45 秒 油・・・176℃、コロッケ中心部80℃(薄く色づいて浮いてくる)
・3 分    油・・・169℃、コロッケ中心部85℃(ちょうど良い色で食べごろ)

冷凍コロッケの加熱実験 | 東京都衛生局生活環境部食品保健課インターネット情報サービス
びっくりですよね。
揚げ初めてから、2分も経っても、コロッケの中心部は55℃と低温!
これでは細菌は死滅しません。

実験では、中心がやっとO157が死滅する75℃に達したのは、調理開始から2分45秒後。
つまり、余裕をみれば、4分迄は170℃でじっくりと揚げなければなりません。


今回のメンチカツの推奨調理時間の記載はわかりません。
しかし、忙しい時、メーカーの推奨時間通りにきちんと調理出来るかというと・・自信がありません。
O157のような細菌が冷凍総菜に入っている前提で商品を購入する人はまずいませんが、起きてしまってからでは取り返しがつかない食中毒感染。
しっかり知識を得て、自身で予防できるように備えたいですね。

日本医師会のHPにもO157の情報は詳しく掲載されています。
是非この機会にチェックしてみては。

医療と健康[日本医師会ホームページ]
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2013/04/26

ホームフリージング!熱のコンサルタントからの注意点

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ホームフリージングってご存知ですか?
あ、東京支店 小林です。



ホームフリージングとは、使いきれなかった食品を冷凍庫に放り込む、あれ。
冷凍食品の原理を模して賞味期限をのばしちゃおう!というものです。

今日は熱のコンサルタントたるべく、そのコツを調べてみました。



日本の一般家庭の冷凍庫は-18℃程度です。
市販の冷凍食品の保存には適していますが、食品の冷凍には不向きと言われています。

それは、食品の組織をこわさずに冷凍するためには、-30℃位の非常に低い温度で急速凍結しなければならず、この温度では緩慢凍結になってしまうからです。
市販の冷凍食品はー30℃で凍結されているんですね。へー。

じゃあ、緩慢凍結ではどんな問題があるの、ってことですが、
食品中の水分が凍るとき氷の結晶が大きくなるため、食品の組織を壊してしまう、
解凍したときに、もとの品質にはもどらなくなってしまうそう。

by:Maschinenraum

したがって、ホームフリージングでは、以下のような点に注意して行うとよいようです。


①衛生的に取り扱う
食品は常に衛生的でなければならないことは当然ですが、特に、フリージングの場合は、庫内や他の食品を汚染するおそれがあります。冷凍前の食品の鮮度には注意を。

②しっかり包む
乾燥や脂肪の酸化を防ぐため、ラップやポリ袋などでできるだけ空気を遮断して包みます。

③なるべく速く凍らせる
食品を予め冷やし、熱伝導性の良い容器に食品の厚さを薄くして並べ、フリーザーの温度調節を最も冷える状態にセットします。
熱伝導性がいい、家庭にあるものといえば、アルミホイル!
食品といえどしっかり密着させましょう。

④早めに使い切る
緩慢冷凍による組織の傷みにより品質低下が早く進むので、2~3週間以内に使い切りましょう。

⑤固めに調理する
野菜をフリージングする場合は、固めにゆでてからフリージングします。
但しダイコンのように水分が非常に多いものや、タケノコやフキなど筋の多いものは難しいです。

⑥できない食品はフリージングしない
 ・生の肉や魚介類など(水分が多く細胞組織がしっかりしているもの)
 ・お店で解凍して売られている生もの
  (家庭で再凍結することになり、おいしさも栄養も極端に落ちる)
 ・生卵やゆで卵
 ・牛乳や生クリーム
 ・豆腐やこんにゃく
 ・プリンやゼリー


逆に、以下食品がホームフリージングに向いているようです。
 ・乾燥品や加熱調理したもの
 ・塩や調味液に漬けたものなど食品中の水分が比較的少ないもの
 ・スープやソース類
 ・裏ごしした野菜などですでに組織が壊れているもの
 ・パン、ごはん、もち、納豆など


これらを考慮し、よりよい節約ライフを★(^0^)/


参考WEB「一般社団法人日本冷凍食品協会」



(株)河合電器製作所オフィシャルサイト

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2013/03/18

冷凍食品は腐らない?

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こんにちは。東京支店の小林です。

時短のお供「冷凍食品」


時短という言葉を近年よく聞くようになった気がします。
そんな時短に、とっても便利な冷凍食品。
企業側がその時間の浪費を引き受けてくれ、家庭ではすぐに使えるので、時短にはうってつけですよね。

その冷凍食品、製造に手間がかかっている分、意外と高い!
4割引になってる日に買いだめてる方も多いのでは。・・はて、冷凍食品って、腐らないのでしょうか。

冷凍食品は腐らないのか


そもそも、食べ物が腐るというのは、時間の経過とともに色、臭い、味が変化して、「食用に適さなくなること」をいい、食品は時間の経過で常に変化をしているもの。
このような変化の原因の主なものとして、微生物や酵素の働きや、油脂の酸化やデンプンの老化というような物理的・化学的な原因によっておこるものなどがあります。


微生物は、食べ物に限らず、地球環境では、マグマ以外、どこでもいるのではないかと思われているそうです。
土を肥やすのも微生物の働きですし、食べ物においても働きを同様に起こします。

特に、水分が多く含まれるものは影響が大きく、食品は、ごく一部の穀物や豆類を除いては、水分を 65~95%も含有しているために、変化がしやすいのです。
(そのため、水分を 10%程度まで減らす乾燥食品は保存食に多い)


微生物の活動限界温度は-18℃

その微生物は、マイナス18℃が活動限界温度と言われています。

最近の冷凍庫は強力ですので、マイナス18℃以下にできるよう作られています。ですので、しっかりと保存を行えば冷凍食品はまず腐らないのです。

冷凍食品やアイスクリームのパッケージには「マイナス18℃以下にて保存」と書かれていますので、一度確認してみてください。

▲家の冷凍庫にあった冷凍食品の注意書き。

日本冷凍食品協会も
冷凍食品は、-18℃以下の冷凍庫で温度変化をできるだけ少なくして保存した場合、素材や加工方法等にもよりますが、概ね8ヶ月から24ヶ月間は最初の品質が保たれることが、これまでの様々な研究、実験で明らかになっています。
(日本冷凍食品協会HPより)
と謳っていますね。

しかしながら、頻発に開け閉めを繰り返す冷凍庫が厳密にマイナス18℃を保つことは不可能です。
したがって、腐らないのか?という質問に対し、「腐る」という回答が正となります。


また、マイナス18℃以下環境においても、食品中の水分は昇華現象により、耐えず蒸発し続けます。
それにより、次第にパサパサとしてきますし、その水分が再結晶化すると風味も落ちますし、腐敗の原因にもなりかねないそうです。


冷凍食品にも賞味期限があります。
期限の設定にあたっては、製造業者は保存試験を行い、官能試験・細菌試験を行うと共に、必要に応じ理化学試験なども行って、自己の責任で適正な賞味期限を設定し表示しているそうです。

冷凍食品といえど、メーカーの品質試験を信じ、賞味期限内になるべく早めに食べるのがいいようですね。

一般社団法人日本冷凍食品協会
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