こんにちは。小林です。
冬ですね、乾燥してきました。
今年はウイルスの繁殖を抑えるためにも湿度には敏感にありたいものです。
例えばインフルエンザウイルスは40%rh以下の環境を好み繁殖するといいます。
もうひとつ。乾燥・・で気を付けたいものと言えば、火事ですね。
先日火災報知器の点検に逢いました。
数秒押し当てて、何か確認して「異常なしです」。
義務化されたのは2006年です。とおっしゃるんですがこれってどんな仕組みよ????
火災報知器には2種類。熱式と煙式
調べると、火災報知器には2種類あるようです。
熱式、煙式です。
このイラストの火災報知器は「熱式」の点検で、ヒーターを使って意図的に火災報知器を温めて、正常に反応するかどうかを確認するようです。熱式の火災報知器はおよそ65℃で反応するように作られているので、そこまで温めてあげるんですね。
熱式は、煙式と違って、誤作動を起こしにくいというメリットがあるといわれています。
例えば・・煙式の場合、
- リビングでホットプレート調理をするときの誤作動
- 加湿器による誤作動
- 虫退治用に煙を焚いたときの誤作動
- 表面に結露や小さい虫、ホコリがついてしまったときの誤作動
等があるといわれているのですが、熱式ではこれらの心配がありません!
へえ~じゃあ熱式の方がいいね!となるかと思えばそうでもなく、熱式は火事が起きたときに反応が遅れるというデメリットも挙げられます。
火事の場合、火がまだ小さいうちでも煙は天井に達します。
そのため煙式は反応が早いですが、熱式の場合は火がある程度大きくなってからでない天井近くが65℃まで上昇しないため、反応が遅いのです。
なので市区町村に寄るようですが、例えば台所は煙式じゃないとダメ、と定められているケースもあり、一般的に熱式の場合はリビングや廊下、階段等への設置が適していると言えるようです。
火災報知器の効果のほどは?
火災報知器の設置が
その効果はどの程度なのでしょうか。
普及を呼びかけるために総務省の方で発表されているデータに寄れば、火災報知器が未設置の場合と比較すると、設置ありの場合・・
- <住宅火災100件当たりの死者数> 0.57倍
- <焼損床面積> 0.47倍
- <損害額> 0.53倍
となるとのことで、およそ被害が半分になることが確認されているようです。
知らずに私たちの安全を守ってくれているものって、きっともっと沢山ありますね。
見えるものと、見えないもの、両方そこには存在するんだけれども、見えないものに気づく事はとっても難しい。見えないけれどそこにあるものにも気を配れるようにありたいですね。
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