雪のシーズンとなってきました。
ウインタースポーツも良いですが、今日はちょっと自然のお話を。
ザゼンソウをご存知ですか
ザゼンソウという花をご存じでしょうか?
なんだか特徴的な、こんな外見をしています。
( Photo by (c)Tomo.Yun ) |
ザゼンソウ - Wikipedia |
寒い雪の多い地域に咲くこの花は、ある特徴を持っています。
なんと「熱」を発するのです。
開花の際に熱を発し、周囲の雪を溶かすことでいち早く雪原から顔を出し受粉に備えるそうです。
冷帯、および温帯山岳地の湿地に生育し、開花時期は1月下旬から3月中旬。こんなところでも「熱」が大活躍!!自然の力は偉大ですね。
開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。
そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。
開花後に大型の葉を成長させる。 ザゼンソウの発熱細胞には豊富にミトコンドリアが含まれていることが明らかになっている。
しかしながら、発熱の詳細な分子メカニズムは、現在のところ分かっていない。
動物における発熱には、「脱共役タンパク質」(だつきょうやくたんぱくしつ)が関わっていることが突き止められているが、このタンパク質は、発熱しない植物にも幅広く存在しており、ザゼンソウの発熱に関与しているかは不明である。
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