趣味で電気工事士の資格の勉強をしています。
写真は実技講習を受けているところです。
ヒーターだと電線の接続は溶接や圧着端子で行うことが多いのですが、
差込形コネクタというものがあるのを初めて知りました。
熱がかかる環境では使われることのない部品なので、僕らの仕事の上では縁は薄いのですが、
お隣りの業界ではふつうに使われている・・・知ると世界が広がる感じがして楽しいですね。
ところで電線を接続する時、「電線の抵抗を増加させないこと」という決まりがあります。
主な理由は抵抗によって接続部が発熱してしまうので、被覆が劣化して短絡事故を起こしたり、火災につながるのを防止するためと習いました。
この例に限らず、最近感じるのは、熱はものづくりにおいて必要不可欠な反面、
「無いほうが良い」ものと思われているケースもたくさんあるということです。
パソコンの消費電力のほとんどは熱となっているそうですし、電子部品の熱対策はその最たる例かもしれないですね。
僕らのようにモノを温める仕事をしている者もいれば、
熱を取り除くために日夜奮闘されている人々もいる・・・と考えると不思議な感じもします。
ただ僕たちももう単なるヒーターメーカーではないので、
温める、冷やす、保温する、熱を移動させる・・・色んな取り組み方ができるようになりました。
設計者さんたちが熱とうまく付き合っていけるように、僕らが役に立てたらいいなと思います。
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