最適な加熱方法ってなんだろう?③ | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2018/04/20

最適な加熱方法ってなんだろう?③

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こんにちは!近藤です。

4月も中旬を過ぎ、新しい生活に面白さと戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか。
弊社にも新入社員が仲間に加わり、絶賛研修中です。

さて、今回は前回、前々回に引き続き、最適な加熱方法ってなんだろう?の3回目です。

1回目はこちら


2回目はこちら

前回、加熱方法には、直接加熱と間接加熱の2つの方法があることをお伝えしました。

今回はまず、直接加熱についてお話しますね。
直接加熱は、その言葉の通り、加熱したい対象(被加熱物)を熱源を直接接触させて加熱する方法です。

前回、石鍋を例にあげましたが、弊社の製品ですと、シーズヒーターやカートリッジヒーターを直接タンクに入れて、水を加熱する方法が直接加熱になります。

他には、シリコンラバーヒーター、フィルムヒーター、ET-600のような面状ヒーターを金属板でクランプして、熱板を作る方法が直接加熱になります。

直接加熱の最大のメリットは、熱効率が大きいことです。

熱源である電気ヒーターの熱を直接被加熱物へ伝えます。
これを専門用語では、”熱伝導”といいます。

熱伝導は、熱エネルギーが温度の高いところから温度の低いところへ移動する特性を利用しています。

ちなみに、伝熱には、熱伝導以外に、対流伝熱と輻射伝熱があります。対流伝熱と輻射伝熱は、間接加熱に大きく関係しますので、またの機会にお伝えしますね!

さて、今回は直接加熱についてお伝えしました。
次回はより具体的に直接加熱の方法をお伝えしますね!



*写真はもう散ってしまいましたが、大阪営業所から見える大阪城ホールの前の桜です。
本文とは関係ありませんw
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