意思決定の要素とは? | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2011/07/15

意思決定の要素とは?

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こんにちは。近藤です。

今日は「意思決定の要素」について考えます。

ドラッカーの「The Effective Executive経営者の条件)」の第6章です。
原題は「The Elements of Decision-making」、翻訳は「意思決定の要素とは?」です。


意思決定はだれが行うもの?

みなさんは「意思決定」は、誰がおこなうものだと思いますか?

会社であれば社長?
国であれば総理?大統領?

これって、本当でしょうか?

ドラッカーは「意思決定」は、知識労働者は全ての人がおこなうものだと言っています。
つまり、日々の仕事のなかで、全ての人が意思決定をおこなう必要があると。

僕達一人一人に、意思決定が求められているのです。
責任感が高まりますね。

意思決定の要素とは?

さあここで、意思決定に大切なポイントと、必要な要素をご紹介します。
Effective executives, therefore, make effective decisions.できるエグゼクティブだから、成果の出せる意思決定ができる。

重みのある言葉だと思いませんか?
意思決定⇒成果につながらなければ、意味がないと言っています。

河合電器は”熱のコンサルタント”を目指して、お客様の熱の問題解決を仕事としています。
つまり、成果はお客様の熱の問題解決であり、そのための意思決定でないと意味が無いわけです。
そう考えると、河合電器もまだまだ未熟者だと思います。

お客様から「ありがとう!」を、いっぱいいただける会社でありたいと思います。

次に、こんな文章を抜き出してみました。
Unless a decision has “degenerated into work” it is not a decision;it is at best a good intention.意思決定は実務に下ろさなければ、意思決定ではない。それは良き意図にすぎない。

これも耳が痛い話だと思いませんか?
決定しても、実行されなければ、意思決定ではないと言っています。
みなさんの会社では、言いっぱなしや、実行されていないケースはありませんか?
そんな時は、この文章を思い出してみてください。

意思決定の5つの要因

最後に、意思決定の5つの要因を上げます。
※「The Effective Executive」のP122~123に、書かれています。

  1. 問題の種類を知る(一般的か、例外か?)
  2. 前提(境界)条件は明確にする。(何が必要か?)
  3. 何が正しいかを考える。(正しい妥協と間違った妥協を見分ける)
  4. 決定を行動へ変える。(決定の中に行動を入れておく)
  5. フィードバックをおこなう。(人は間違いを犯す)

ここでは、1.の問題の種類は面白いポイントだと思います。
「僕達の業界は特殊だからな~」「うちの会社は他とは違うからな~」などを聞きませんか?
そんな時は、それってホント?と疑いましょう。
実は、一般的な問題で、例外問題として扱ってはいけないケースが出てくると思います。
この見極めを間違えると、対策方法も間違えてしまいます。

河合電器も”熱のコンサルタント”として、お客様の課題の本質が何か?
を見極め、最適なご提案をしていきたいと思っています。

まだまだ書きたいことがいっぱいですが、長文になっていしまったので、それは次回に。

でも最後の最後に、この章の大事な言葉を二つ上げます。
princple原理原則 ・・・常に念頭において、意思決定すること。
boudary condition前提(境界)条件 ・・・前提条件は変わるもの。

この二つの言葉は常に頭に意識を置いておくと、意思決定にとても役立つと思います。

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