熱する仕組みと冷ます仕組み | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2013/03/22

熱する仕組みと冷ます仕組み

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どうも、名古屋営業所の木田です。

ヒーター屋の悩み

ヒーターメーカーで営業活動しているとどうしても出てくる問題があります。


「熱するのはいいんだけど、冷ます方法はないの?」


実際のところ、「熱するは易く冷ますは難し」なんです。
これは地球温暖化にも通じる壮大なテーマなので・・・とかちょっと話が飛躍しすぎました。

熱するは易く冷ますは難し

著作者: Xalion Malik
さて私達が取り扱う「熱」は電気エネルギーを熱エネルギーに変換する行為で発生します。
要するにこの逆ができれば・・・ということなのですが、なかなかにしてこれが大変な作業なのです。
「じゃあエアコンや冷蔵庫はどうなんだよ?!冷たい空気出てるじゃないか」
と、まあ話を聞いてくださいよ。


冷蔵庫を例に挙げると
  1. まず冷媒と呼ばれる物質に圧力をかけて気化させます。
  2. 気化した物質は再び液化する時に周囲の熱を奪います。
  3. つまり「周囲の熱を奪う」=「何かを冷ます」ということです。
  4. この性質を利用して、物質と空気の間で熱交換(空気の持っている「熱」を冷媒が「貰い受ける」)により空気を冷ます。
  5. 再び液化した冷媒に圧力をかけ・・・①~④の繰り返し
という仕組みを取っています。

ちなみに、①の冷媒を圧縮する際に物質から発生する熱は冷蔵庫の背面から放熱させています。だから冷蔵庫の裏側は、「冷蔵」しているにも関わらず、熱いんですねぇ~、ナットク。

熱した後に冷ます。永遠のテーマです。
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