私達の生活にとって欠かせないものとして、
飲料、お風呂、料理など様々な所で必要不可欠な「水」があります。
当たり前のように活用している水ですが、
改めて水は通常1気圧の環境の中で、0℃で個体になり、100℃で沸騰します。
これは、普段の生活でも、水以外にも、氷やお湯にしてよく使っていますね。
10年くらい前になると思いますが、常圧の中、水を100℃~300℃に加熱した
過熱水蒸気を利用して、水で食品を焼くという製品が話題になりましたが
当初は水で焼くっていうのが想像がつかなかったのですが、
今ではスチームオーブンレンジも一般的になってきました。
そんな中で、更に進化??
何年も前から研究や開発が進んでいるそうですが、亜臨界水ってご存知でしょうか?
亜臨界水は、名称がある特別な水ではなく、水を密閉した状態で22MPaで374℃と
いう高温高圧に達すると、水と水蒸気の密度が等しくなる事で、液体でも気体でもない流体に
なるそうです。この状態を臨界点として、臨界点以上の状態を超臨界水と呼び
それ以下を亜臨界水と呼びます。
亜臨界水って何ができるのか?ですが、
亜臨界水は加水分解で有機物やアミノ酸など分解する事ができます。
廃棄物や汚泥や廃油など様々な分解が可能で、その際二酸化炭素を発生する事もなく
また、分解したものから有用な物質を取り出すことが可能だそうで
その為、汚泥処理などを含め様々分野での活用が可能です。
生活の中にあって、当たり前のように使っている水ですが、
まだまだ色々な可能性を秘めているんですね。
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