工業用のヒーターで使用頻度の高いものに位置する「バンドヒーター」。
取付も容易で、温度域も約500℃までと、広範囲で使えることから、弊社でも、日頃から、たくさんのお引きあいを頂いております。
中でも、射出成型の業界で、最も多く使われているのではないでしょうか。
しかしながら、「高温域で使いたい!」「昇温速度も速くしたい!」という高い要求から、ヒーターにとっては負荷がかかるようなご使用方法をされてしまうことも多いようですね。
「寿命が短い!」「交換のサイクルが早い!」と、悩まれている声をチラホラ伺います。
そんなときは、こんなヒーターはいかがですか?
これは、弊社の「高温用面状ヒーター『ET-600』」にカール加工を施したものです。
使用可能温度は最高で600℃。
ヒーターと両面を挟んでいる板との密着性が抜群なので、ヒーター熱が効率的に放熱され、昇温能力も抜群のスペックで制作が可能です。
これにより、ヒーターの寿命は格段に向上できますよ。
円筒状のものを加熱したいけれど、ラバーヒーターなどの面状ヒーターでは昇温能力が足りないときも、当ヒーターを検討されてみてはいかがでしょうか?
面積により、厚みは異なりますが、比較的薄く、ヒーターユニットを製作できますから、熱容量(W)を抑えることもできます。はさむ金属にも熱を持って行かれますから、薄いもので挟めれば、それだけエコになるんですね。
製造ラインでも活躍が期待できます。
製品が流れる間にヒーターを配置するケースで、このRがついたヒーターなら被加熱物とヒーターが接触している時間を多くとることができます。
ほかにはない、珍しいヒーターです。
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