エアコンと熱量計算 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2016/01/27

エアコンと熱量計算

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こんにちは!近藤です。

1月も終わりが近づき、ようやく冬らしくなってきましたね。
年末年始も異常に暖かく、お正月気分にならなかった方も多いのではないでしょうか?

エアコンの電気代の抑え方

さて、今日は寒い日には欠かせないエアコンのお話です。

数年前から「エアコンはつけっぱなしの方が電気代が抑えられる!」というネタが、いろいろなところで言われています。
今年の夏は、エアコンをつけっぱなしにした!という方もいるのでは!?

あらためて、これって、どういうことなのでしょう?

僕たちは、お客様に必要な熱を考えるにあたり、まずはじめにするのは、”熱量計算”です。

熱量計算は、ある物質Aの温度を◯◯℃→△△℃に□□時間であげるために必要な熱量(W)を計算する式です。

そして、この公式は物質Aを部屋の空気と考えれば、計算することができます。

この必要熱量を小さくしてあげることが、電気代節約のポイントです。

どうやって必要熱量を小さくするのか

では、どうやって必要熱量を小さくするのか?

  1. エアコンの設定温度と部屋の温度差を小さくする。
  2. 放熱量を小さくする。

です。

1.が「エアコンはつけっぱなしの方がお得。」の理由です。
エアコンは、温度差が大きいと大きな熱量を使います。=電気代↑
温度差が小さいと小さな熱量しか使いません。=電気代↓

2.は、窓からの放熱を防ぐため、カーテンを早めに締めたりして、部屋の熱が逃げないようにすることです。

まだまだ寒い日が続くことでしょう。
エアコンをうまく使って、この冬を乗り切りましょう!

PS 写真は、初公開!我が家の電気代推移です(笑)




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