今日からまた、ドンドン豆知識を更新していきますので宜しくお願いします!
冬にツライ・・乾燥肌にはアレ
冬になると乾燥から体が痒くなりますよね。
浴槽には入浴剤を入れ、湯上りにはクリームを塗る。
そういった方は多いのではないでしょうか。
ここで、入浴剤っていつ頃から入れるようになったのだろう?と気になり、調べてみました。
入浴剤の歴史
入浴剤の発生は、天然の温泉と薬用植物による薬湯に由来しているものです。さすが温泉国日本!
なんだか歴史は古いようですね。
続きます。
薬用植物を用いた薬湯は、端午の節句の菖蒲湯や、冬至の柚子湯のように古くから庶民のあいだに慣習として受け継がれ、江戸時代には、治療を目的としたものがすでに、処方化され、皮膚病の治療薬湯などに用いられました。
貝原益軒の養生訓のなかには『五木八草湯』の記載があり用いられた植物は、桑・楡・桐・菖蒲・忍冬などがあります。
明治中期、種々の生薬を配合し、布袋に入れ煎出して用いる商品が作られたのが初めてです。
その後、種々の効果を持つ温泉(子宝の湯・腫れものの湯・中気の湯・美人の湯など)を温泉地に行かなくても、家庭で簡単に応用できないかという考え方から、天然の温泉成分を乾燥、粉末化したものから始まり、昭和初期に、無機塩類入浴剤(ノボピン・バスクリン等)が開発されて発売されました。これらは温泉を構成している成分のうち安全性が高く、効能効果を有し、品質が安定して確保しやすい基剤が選択されました。
さらに、入浴で得られるリラックス感を助長し、入浴を楽しくするために、色素や香料が添加されました。
戦後に一気に普及
戦前、入浴剤は主に公衆浴場で使われ、一般家庭の風呂場で愛用されるまではいたりませんでした。
これは当時風呂つきの住宅を持っているのは、都市部ではごく限られた人々であり、ほとんどは近くの銭湯を利用するのが普通であったという背景があります。
日本の住宅事情も1960~1970年代にかけてマイホーム・公団住宅・民間のマンションなどの建設が増え始め、風呂つき住宅が常識となってきました。
この頃から、健康志向、リラックス空間としてのお風呂の位置づけが認識され始め、酵素系入浴剤や炭酸ガス系入浴剤の市場投入により、急速な市場規模の拡大を見るに至りました。
その後、保湿成分でスキンケア効果を期待する商品の開発も盛んに行われ、家庭で出来る手軽な健康法として種々の入浴剤を使用した入浴が見直されてきています。
今日、入浴剤は温浴効果及び清浄効果による諸症状の緩解等、健康維持の一環として用いられ、さらにスキンケア効果や入浴時のリラックス感助長の改善に広く寄与しています。(出典:日本浴用剤工業会HP)
入浴剤にも長い歴史があり、当たり前のように使えているのは先人たちの研究のおかげだったりします。
弊社の製品も先人たちが積み重ねてきた歴史の上に成り立っていることを再認識し、よりよいヒーターの製造、開発に努めていきます。
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