最近ニュースをチェックしていたら見つけた、面白い記事を紹介します。
「自己熱再生理論」というものがあるらしいです。
2012年2月6日ニュース「自己熱再生理論でバイオエタノールの省エネ生産実証」 | SciencePortal |
燃料を一切加熱することなく自己熱を循環利用することで、燃焼によって無駄になる大幅なエネルギー損失分が節約できるという考え方だ。従来は燃料を燃やすことで熱を得ていましたが、燃焼はそもそもエネルギーの無駄が多いためエコではありません。
計算では、蒸留、蒸発、濃縮、乾燥、反応、分離などほぼ全ての工程で、燃料を燃焼して利用する場合に比べ、エネルギー消費を5分の1から20分の1に大幅削減できる、とされている。
そこで、工程で発生する熱やコンプレッサー等機械の排熱を代わりの熱源として使用することで、エネルギーの無駄が抑えられるとのことです。
紹介した記事はバイオエタノールの製造工程ですが、バイオエタノールはそれを作ること自体に化石燃料が必要、という矛盾をはらんでいます。
自己熱再生によって化石燃料の使用量が大幅に減るため、本当の意味でエコで、さらに安価なバイオ燃料の製造に役立つと期待されています。
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