電気を扱う我々のビジネス。
よく考えれば、電気は何も機械の専売特許ではありません。
脳を走る信号も電気ですね
著作者: Skley |
脳からの指令は、電気信号となって神経を伝わり、体の動きに返還されます。
機械がマイクロチップからの電気信号で動作するのと同じ様に、生物も脳からの電気信号によって動いているのです。
乱暴に考えると、生物も超精密な有機サイボーグである、と定義できなくもありません。
さて、人間の感覚は「そのまま」伝わるわけではなく、伝達の過程で変換が行われることが知られています。
例えば視覚は、両眼の網膜に映し出された映像がそれぞれ左右逆側の脳に伝わり、後頭葉の視角野で統合されます。
もしも網膜の映像を「そのまま」見ることができたなら、我々の視界は左右がごっちゃになり、凸レンズに写したような不鮮明で歪んだ像になります。
それを脳が調整し現在の"正常な"視界に「見せて」いるのです。
時には脳の解釈が誤ることも・・
視界は現実そのままではなく脳によって解釈された情報のため、時には解釈の間違いも起こります。それが「錯視」です。
同じ長さのはずの線が違う長さに見えたり…
円の大きさが違って見えたり…
口で説明するよりも下のページを見て頂いた方が早いでしょう。
かなり衝撃的なので閲覧注意!!
錯視から探る脳機能 (生存科学研究所 「脳科学と芸術 第1回シンポジウム」) |
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