下記は、左はステンレス、右が真鍮のプレートです。
両方とも50℃に温めています。
突然、クイズですが・・・
このステンレスと真鍮、手で触ると、どちらが熱く感じるでしょうか?
同じ温度なのだから、同じじゃないの? と思われるかもしれませんが、
実はすこし違ってくるのです。
答えは、真鍮のほうが熱く感じます。
これは熱伝導率が真鍮の方が高いためで、
同じ温度(同じ熱量を持っている)でも、熱を伝えるはやさ(熱伝導率)の違いで、
熱く感じるということになります。
ステンレス:16~27W/m・K
真鍮:100~140W/m・K
この違いは、温まる時間や、横方向の広がり(温度ムラ)にも影響してきます。
そのあたりも考慮して熱設計することを大事にしています。
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